Holy cow！（JW） (ページ47)

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　流星がテーブルのうえに出したのは、誕生日がたのしみで仕方ないけれどまだ数字を理解してないじゅんたのためにみんなで考えたなんちゃってアドベントカレンダーだった。

紫「おぉ〜結構にぎやかになってきたやーん」

黄「へえ、こんなんしてくれてたんや」

赤「……ほんでこれがどうしたん？」

青「これってじゅんたが起きてる時しかシール貼ってないわけやん…９月半ばから徐々にシールが増えていって10月入ってからは毎日貼ってあんねん」

それはつまり10月に入ってから毎日じゅんたと淳太が入れ替わっているということになる。

桃「頻度高くなってるとは思ってたけど毎日…」

橙「前までは淳太くんがオフの時とかその前日だけーってことが多かったけど最近は仕事の合間に入れ替わったりしてたもんな…」

紫「淳太…体調とか大丈夫なん？」

黄「うん全然。相変わらず絶好調やけど。」

淳太の身体に異変がないことに安心して少しずつみんなから笑いが溢れるなか、ひとりカレンダーをじっと見つめたまま眉を顰めているしげちゃん。

赤「…ずっと淳太が目が覚ませへんかったらとか、淳太が消えちゃったらって不安になってたけど…じゅんたが居なくなる可能性のほうが高いんやな」

隣に座った俺にギリギリ聞こえるくらいのか細い声でぽつり呟くと力無く痛々しい笑顔がこちらに向く。

紫「…しげちゃん」

赤「そういえばみんなはプレゼント決まったん？」

すぐにいつも通りのしげちゃんに戻り、淳太やなくてじゅんたのな！と淳太をおちょくってみんなの中心でおおきなくちを開けて太陽みたいに笑っている。

「「おはよー…」」

翌日、淳太がオフの朝、ラウンジに欠伸をしながら降りてきたのは淳太だった。〜しげちゃんを添えて〜

黄「……………………え、なにこの視線」

何の変哲もない、ただの朝のあいさつをしただけで俺たちの視線が一斉に向けられてびくりと跳ねた淳太はそろりとしげちゃんの後ろに身をひそめて、俺たちの様子を伺っている。

橙「あれっ！？あれっ！？あれれれっ！？」

緑「ちょ、ちょっと待ってな……」

桃「あかん…理解が追いつかん」

青「ほんま意味わからんって」

赤「え、なんなんさっきから」

紫「……しげちゃん、淳太、驚かんでな」

「しげおはよぉ」

赤黄「「……ええっ！？！？」」

俺の後ろからひよっこり現れたじゅんたにしげちゃんと淳太は目をひん剥いて驚き、声を上げた。