Holy cow！（JW） (ページ36)

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　昼寝から起きるなり、ぐずついておねだりされた抱っこでラウンジ内をぐるぐる歩きまわっているとあまくておいしい匂いがしてきて、それに釣られて全員がテーブルに集合した。

緑「おやつにホットケーキ焼いたから食べよ〜」

赤「神ちゃん最高ー！」

緑「これじゅんたの分はみっきーさんやで」

「きゃあー♡」

大興奮のじゅんたを子供用の椅子に座らせ、みっきーさんにたっぷりチョコソースをかけてもらって最近得意になったフォークでいざ実食！

「あーっ」

紫「自分で食べられるやろー？」

「んーんっ！あーっ！」

やれやれと思いつつも雛鳥みたいにくちをあけて待っているところに一口大に切ったホットケーキを入れてあげる。ハートマークを飛ばしたおいしいのポーズに釣られて俺まで表情が蕩けてしまう。

紫「じゅんた食べたらお片付けせんと」

「やーだー」

紫「濵ちゃんもやるから一緒にお片付けしよや」

「やーだっ」

じゅんたが目の前の食器を乱暴に押しのけ、大きな音を立ててフォークがテーブルから落ちると同時にじゅんたが声をあげて泣き出してしまった。

橙「おーおーおーどうしたん」

赤「…イヤイヤ？」

橙「んー…これは赤ちゃん返りかもしらんね」

赤紫「あかちゃん…がえり…」

フォークを拾ってテーブルに置き、じゅんたをあやしている照史の言葉をしげちゃんと復唱する。

橙「パ○ジャニ観てる時から様子変やったやん？」

紫「いつも以上に甘えん坊っていうか…」

橙「多分やで、多分やけど俺らが出演してくれてた子どもさんのこと可愛い可愛い言うて夢中になっとったから嫉妬してもうたんかもな」

赤「えっ、可愛い」

赤ちゃん返りは構ってほしいアピールみたいなもんやから、という言葉に思っていたことが咄嗟にくちをついて出てしまったかと思ったらしげちゃんも同じように感じていたらしい。

紫「じゅんたごめんな」

「じゅんたいっちゃん？」

紫「あたりまえやんか、じゅんたがいっちゃんや」

赤「俺もじゅんたがいっちゃん可愛いで」

橙「みーんなじゅんたくんがいっちゃんやからな？」

「へへへっ」

全員で今日はとことん甘やかしてやろうと決心した途端、ひとり遊びに夢中になったじゅんたに構ってほしくなったのは俺たちの方。

結論：じゅんたの焼いた餅は美味い。