Holy cow！（JW） (ページ13)

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　新居で迎えたはじめての朝はとてつもなく騒がしいものだった。アラームを掻き消すインターフォン。
連打する犯人は──神ちゃん！？

橙「もんちどないしてん、そんな焦って」

緑「いっいいからとりあえずラウンジ！」

血相を変えてそれを伝えると慌ただしく階段を駆け降りていくもんちの姿に非常事態を察して、すぐに追いかける。

黄「おはよう」

橙「淳太くんおはよう…ってええ！おはよう？！」

赤「〜〜〜うっさいねん！」

橙「ごめ、え、体調は？身体は？ヘーキなん？」

黄「むしろ絶好調です」

橙「淳太くぅ〜〜〜ぐへっ」

赤「まだ終わってへんから」

昨夜会議をしたラウンジのテーブルには淳太くんが座っていて、心配かけてごめんと向けられた穏やかな笑顔に安心して勢いあまって抱きしめようとしたら横から腕が伸びてきて顔の向きを強制的に変えられた。

紫「今度はじゅんたが…」

橙「ぅ゛ええっ゛！？」

桃「うるっさいな！！」

青「朝からよう声出るなぁ」

橙「ごめぇん…」

昨夜のうちにもんちが先手を打っていたおかげで事務所で世話になっている病院ですぐに検査してもらえて結果は異常なし。
尚、血液検査でしっかり淳太くんと同じＯ型と判明。

黄「俺もこいつも迷惑かけてごめん…昨日とか起きてたんやもんな、こいつ。大丈夫やった？」

緑「いい子やったで。イヤイヤ〜はあるけど」

橙「２歳くらいはしゃあない」

黄「あっ、２歳なんや…」

緑「風呂も入ったし、おむつも変えたで」

赤黄「「えっ」」

黄「……あかん、穴があったら入りたい」

帰りの車内で淳太くんが眠っていた約２日間の話で盛り上がっていると淳太くんが「あっ」と声をあげた。

黄「…なんでもない」

赤「気持ち悪いから言えやぁ」

黄「いや…俺が起きてる時はこいつが眠ってて、俺が眠ってる時はこいつが起きてるんかなーって…原因とかわからへんから何って話やけど…」

緑「その説あり得るかもしれへんで」

赤「待ってや。確かにふたりが同時に起きてることはなかったけどふたりが同時に寝てるタイミングは何度もあったで？」

緑「ほんまや」

黄「俺は今朝まで一度も目ぇ覚ましてへんけどこいつは昼寝も含めて何度も寝て起きてるもんな……あーダメや！わからんわ！」

橙「でもさ！急に長いこと寝てもとりあえず大丈夫っぽいからそこは安心なんやない？これじゃあかん？」

だってむずかしいことはわからへんもん！