Holy cow！（JW） (ページ12)

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　じゅんたを寝かしつけているうちに一緒に眠ってしまっていたところを濵ちゃんに起こされて、念のためじゅんたも連れてラウンジまで向かうとメンバーとマネージャーが全員集まっていた。

赤「……淳太は」

橙「部屋で寝とる、まだ目は覚ましてへんけどな」

青「それ大丈夫なん…？」

橙「身体的には問題ないけど…わからへん」

赤「なんなんそれ」

緑「しげ。起きてまうから、落ち着いて」

声を荒げてしまう気持ちはとてもよくわかるが不安なのは照史だって同じだから責め立てるのはちがうと熱くなったしげを落ち着かせる。

橙「淳太くんが眠ってしまった原因にじゅんたくんが関係あるんやないかって思ってるんやけど…可笑しなこと言うてる自覚はあるで！？」

紫「今となっては可笑しくないんとちゃう？」

桃「因果関係があるとしたら…そこになるやろ」

緑「あの子も病院で診てもらった方がええかな」

マネージャー陣にチラッと目配せすると「すぐに調整します」とそのうちのひとりが席を立った。いまは身体に問題がなくとも子供はすぐに体調を崩すから、保険証など持っているわけのないじゅんたを診てもらうパイプを作っておく必要がある。

橙「一応医者の先生がいうには疲労が溜まってることに違いはないらしくて…明日起きへんようだったらまた病院に連れていく」

桃「もどかしいけどしゃあないんか…」

赤「……」

紫「…しげちゃん、淳太のとこ行ってええで」

目玉がこぼれ落ちてしまいそうなほど目をおおきく見開いて濵ちゃんを見たしげはひとつ頷くと階段を駆け上がって、淳太が眠っている部屋へ向かった。

青「……やっぱそういうことなん？」

緑桃「えっ」

紫「そうなんちゃうんかな、とは思ってる…でも」

橙「本人たちから何か聞かされたわけやないからこっちが勝手に騒ぎ立てるのは…うん、ちゃうかな。」

桃「やんな、やんな。あーでも色々合致するわ！」

緑「のんちゃんうるさっ、じゅんた起きる」

深刻な状況が続くことに変わりはないけれど、俺たちがいつものようにわちゃわちゃ騒いでいるのは根拠のない大丈夫という自信、それから矢張りどこか怖いという恐怖心に気づいてないふりをする為。

その後、くじで決まった部屋に荷物を入れ込むと疲れがどっと押し寄せてじゅんたを抱きしめて泥のように眠ってしまった。