１：ｓｇ ページ1
.
朝から雑誌の撮影と取材、すぐ事務所に移動して打ち合わせとＦＣ会員向け動画の撮影と続いて１日メンバーと仕事。最近はありがたいことに個々に忙しくさせてもらっていてレギュラー番組の収録以外でメンバー全員が顔を合わせるのが久しぶりで密かにたのしみにしていた。
赤「…へっ？」
迎車に乗り込むといつもならすぐに定位置から声をかけてくる淳太の姿がなく車内に俺の間抜けな声が溢れ落ちた。連絡の入ってないスマホを見ながら座ると後ろから寝起きで普段より幾分低くざらついた�陲舛磴鵑寮次�
紫「迎えいらんのやって」
赤「へえ……可愛がったろう思ったんに」
てか、なんで�陲舛磴鹵里辰討鵑痢調蕎陲鮠茲辰韻峠个神漆Г六廚辰討い燭茲蠅眩任探い覆い發里嚢欧討鴇蘆未鬚弔餌�す。
紫「勘づいて逃げたんちゃう？」
赤「あのおっそい足で！？」
きっと昨晩遠足前の子供みたいに眠れなかった俺の電話につきあって夜更かしした結果の寝坊だろうからあとで謝ろう。
橙「ういー…淳太くんは？」
挨拶もそこそこにすでにくつろいでいた照史たちがこっちを不思議そうに見てきたから�陲舛磴鵑吠垢い進幻世鬚�り返した。
桃「そろそろ時間やばない？」
着替えとメイクを終えて取材内容の確認やゲームなど思い思いに過ごしていると５分前。手元のスマホに淳太から連絡はない。履歴の一番上にある彼の番号をタップするか迷っているとドアがゆっくりと開いた。
赤「淳太……ぇえ！？」
視線の先には柄にも無くくたびれた格好の淳太とその腕に抱かれて眠っている小さな子供の姿。
橙「えっと…ドッキリ？」
バラエティをやりすぎた俺たちは照史の一言で騒ぎながら一斉にカメラを探しはじめる。淳太の表情を見ればこれがドッキリではないこともわかっているのに頭によぎったそれを認めたくなくてあるはずのないカメラを必死に探し続けた。
黄「…みんな」
やめてや。続きは言わんで。
黄「……ほんまごめん」
赤「何に、誰に対して？ 遅刻か？ それとも、」
いつもはうるさいくらい騒がしい楽屋が静まり返っていて心底居心地が悪い。
桃「まさか…隠し子、とか」
頭を鈍器で殴られたような衝撃に目眩がして腹底ではふつふつとどす黒い感情が沸き立ってきているのがわかる。
赤「………淳太答えてや」
その腕で眠る、お前の面影をもった子供は誰なん？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 287人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：26 | 作成日時：2021年8月21日 17時
