あの子が好きなんは、俺 (ページ41)

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ブルータス。すました顔しやがってページ41

A「で？なんで？」

角名「侑と治が好きになるなんてどんな子なのか気になったから」

A「あー」

なるほどな。

A「それ、角名くんの買い被りやで？うちそんな可愛ないし」

角名「そう？」

A「告白なんてされたことないし」

角名「ふーん？俺は普通に可愛いと思うけど」

A銀島「！？」

A「なななななんなん急に」

真顔で告白まがいの事されるとかやっぱりイケメンは読めへんな！

角名「別に。ほんとの事だけど」

A「………………もうやめて」

うちは両手で顔を覆う。恥ずかしいわ！

銀島「お前、そういうとこあるやんな」

角名「？」

無自覚か！無自覚イケメンか！！

A「…………ヤバい」

恥っず！！！無理！！！

A「ちょっと2人に聞きたいことあんねんけど」

うちは無理やり話題を変えることにした。あの空気はもたへん！

角名銀島「なに？/なん？」

A「初恋の人って居る？」

銀島「ブッ」

え、銀島くんが吹いたんやけど。この話題変？

角名「なんで？」

A「アイツらが変なんやと思うけど、……初恋の人って今でも好きなもんなん？」

銀島「いや…多分ちゃうと思うけど」

A「や、やんな！？」

角名「なにがそんなに気になるの？」

A「いや……うちはあんまよう覚えてへんのにあっちは全部覚えてて。大切なこと全部忘れてしもたうちはアイツらに、悲しい思いさせてるんやないかなて」

角名銀島「忘れた？」

ッッッッツうちのアホ！アホー！

A「実は……」

これ一応秘密やねんけど、知ってる人がどんどん増えてるきいする。