あの子が好きなんは、俺 (ページ37)

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俺応援してページ37

侑「！」

私の前には目をキラキラさせた宮が居る。

治「？」

私の後ろには良くわかっとらへん宮くんが居る。

詰んだ！！

侑「Aこんな時間になんで学校に居るん？」

宮がかがんで目線が近なる。アカンのか、うちがこの時間学校に居ったらアカンのか？下校時間4時やからアカンか。現在午後8時前、あたりは真っ暗。

A「図書室でうたた寝してた」

治「あーあそこ気持ちええやんな」

わかってくれるか宮くん。

侑「で？今から帰るん？」

A「おん。この時間やったらまだ電車あるし」

ていうか今この時間が不毛やから、早よ行かせてほしい。

侑「Aどこに住んでんの？」

A「は？なんで教えなアカンの早よ帰りたいねんけど」

侑「………送って行くいう意味やったんやけど」

A「え、…ええ」

治「アカン。心配や今何時や思とんの？」

A「8時5分」

治「こんな時間に1人で帰らせられるか」

そう言われ渋々頷いた。うちそんな危なっかしいやろか？

うちは片手を宮に組まれ、もう片方を宮くんに握られた。両手塞がった。リュックで良かった。

A「え、なんでこの体制」

侑「Aにくっつきたいから？」

治「ツムだけ腕組むとかズルいやん」

　
なんやそのグダグダな理由。

侑「A、体育祭なにやんの？」

相変わらず脈絡無いな。無さすぎや。

A「パン食い」

治「ええな…！」

A「え、宮くんパン食いやないの？」

パン食い以外出そうなん無いねんけど。

治「パン食いが良かったけど、リレーになった」

侑「俺もや！」

A「へえ足速いんや」

侑「おん、俺頑張るさかい応援してな？」

治「A、俺応援して」

A「……うち3組やから3組を応援します」

侑治「ええー」

いや、逆に敵チーム応援したらアカンやろ。

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ひゃっほーーーー！！！！！
結心でした。