思い出の取っ掛かり ページ15
A「何なん、あんた。なんであんなこと聞いたん」
侑「Aに俺のこと思い出してもらうためや」
A「せやかて、さっきから話聞いとるけど全然思い出せへん」
まあ、話していうても「俺のこと覚えとる?」「俺は、侑」しか聞いてへんねんけど、それで思い出せたら苦労せんわ。
治「それは、ツムの話し方が悪いんやろ」
A「ほんまそれな」
治「思い出す手がかりなあ」
A「あんたらの事思い出せんのはあんたらが変わっとるからやろ」
侑「変わっとる?変人て意味か?」
A「ちゃうわ。うちとあんたらが出会ってたかもしれん時、」
侑「出会ってたかもやのうて出会っとってんて」
A「最後まで聞けや。例えば…あんたら髪の色染めとるやろ?」
これで地毛や言われたら、絶対会うてへんて言い切れるわ。
侑治「おん」
A「その前は?」
侑治「黒」
A「ほーん。他に変わった事は?」
治「特に無い思うけど」
10年経って髪の色以外変わってへんのか。
A「じゃあ、逆に変わっとらへんとこは?」
侑治「バレー」
A「それ、さっきも聞いたけど」
侑「いやこれ結構取っ掛かりになる思うけど。ほぼ毎日やっとったで」
A「バレー?」
治「おん」
ちっこい時、双子の髪黒い男の子とバレーねぇ。そんなことあったやろか………?
侑「思い出せそうか?」
A「ちょっと待って…」
あった?そんな事……
"約束してや!"
A「えっ」
侑治「思い出したか!?」
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あお(プロフ) - 双子いいですね!!!!!とっても好きです!!更新頑張ってください!!続編に行く前にコメントしたかったので失礼します(^^) (2019年8月20日 11時) (レス) id: 220cf3092b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結心 | 作成日時:2019年5月11日 18時