４話 ページ6
うわ…どうしよう。
今日はボーダーの入隊日なんだけど…
何がヤバいかというと今前に立って司会進行をしている人が、
「ポジション別に移動して」
と繰り返しているからだ。
固まっていた奴らははアタッカーだのスナイパーだのといった自分に合ったポジションを希望してさっさと分かれて行ってしまった。
紡はもう入隊日の前に決めていたらしく、じゃあまた後でねと言って行ってしまった。薄情なやつだ。
俺はまあまだ決めなくても良いかと、余裕をぶっこいていたらいつの間にか今日を迎えてしまった。
？…俺にどれがあっているのか今ひとつ分からない。
アタッカーは接近戦。ガンナー・シューターは中距離線。スナイパーは遠距離から。
…俺はどれだ？
紡は何にしたのだろう。
「君、どこのポジションなの？」
そう声をかけてきたのはさっき説明をしていた、
「あ、さっきの」
「移動しないと」
「す、すみません。希望があんまりなくてですね…」
てか決まってないけど。
「そうなの？……えっとトリオンはどのくらいある？」
トリオン？あ、あれか。入隊時に計ったやつ。えっと俺は確か5？
「…あんまり多い方じゃなかったと思います」
詳しくはよく覚えてない。でも高いなとは思わなかった。高いっていうのがどれくらいかは知らないが。紡の方が高かったし。
「そっか。なら射手には向かないね」
シューター。…ガンナーとはどう違うんだろう？
「…あのあなたはなんのポジションですか？」
参考がてら聞いてみる。
「ぼく？万能手」
「オールラウンダー…？」
そんなポジションあったんだ。全然知らないかった。
「そう。でも万能手は攻撃手と銃手で6000ポイントを超えると成れるんだ」
「な、なるほど」
なら知らなくて当然か。
「ぼくなら攻撃手と銃手がある程度なら教えてあげられるけど」
「あ、なら……ガンナーにします！」
アタッカーはなんとなく接近戦のイメージが高くて。俺は寄るのは無理そうだし。それなりに距離を取れる方がいいかな、と思って。
「そっか。なら銃手はこっち」
どうやらポジションごとにブースも違うようでみんなに遅れを取ってしまった。まあその分自分に合ったポジションにできたからOKかな？
「へえ時枝先輩の部隊は広報担当なんですね」
「そう。うちの隊長なんかはよくテレビに出てるよ」
「あ、ああ！」
どこかで見たことあると思えばそっかテレビ。
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レモンとみかん人(プロフ) - 木南じゃなくて、小南ですよ (2022年1月5日 9時) (
レス) id: 89af934301 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - この小説面白いです続き、とても気になります 更新頑張ってください (2020年3月4日 15時) (レス) id: ea89e2c5ba (このIDを非表示/違反報告)
睦月(結心別垢)(プロフ) - EMIKOさん» ぜひぜひ！お待ちしてます！！ゆっくりで大丈夫ですので！ (2020年1月4日 21時) (レス) id: 05707dd0b8 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - ありがとうございます!描いたらTwitterに送りたいのですが大丈夫ですか? (2020年1月3日 9時) (レス) id: dbece56e65 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(結心別垢)(プロフ) - syo_taさん» ドンピシャ…嬉しすぎますねそれは笑え、つTwitterも！？絡みましょうぜひ！ (2019年12月31日 23時) (レス) id: 05707dd0b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結心 x他3人 | 作成日時：2019年7月9日 20時
