三つ子と命日 ページ8
角名side
「なんやアレ」
治がそう呟いた。見れば、Aが赤木さんの背中で眠っていた。
その瞳にはAへの心配と赤木さんへの嫉妬の色が混じっている。
いつも通りの光景だから、特に驚くこともない。
「そういやアイツ授業中しきりに『赤木さん、赤木さん』言うとったな」
侑が思い出したようにそう言った。
「Aになんかあったん?」
治が不安げにそうたずねる。コイツらなんだかんだ言ってAのこと大好きだよな。
…Aはそうでもないけど。
「……昼、呼び出されとったやんな?」
そういや購買の帰りに、ケバそうな女子に連れられてどっか消えたよな。
あのときの治の不機嫌っぷりったらなかった。これでもかってぐらいその女子睨みつけてたし。
「そういえば…?」と首をひねる侑。
「ああせや!なんか呼び出された女子にキスされそうになったって言っとったな」
侑が思い出してスッキリした笑みを浮かべる反面、
ビキッという音が聞こえるくらいの青筋を額に浮かべる治。
これガチのやつじゃん。
治はボールを握りつぶしそうな勢いだ。
「……そいつ何組のなんてやつ?」
治が静かに怒りを抑えたような声でそうたずねる。
……その女子、今日が命日だな。
俺は静かに両手を合わせた。
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結心 - osaruさん» ひええ嬉しいです、、、、。今パスワードがわからない状態で作品に手が付けられなくて、、打開策を模索中です。気長に待っていただけたら幸いです (2020年7月17日 22時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)
osaru - めっちゃ面白いので続き出して欲しいです! (2020年4月30日 3時) (レス) id: 8e8ba22e4c (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年1月19日 0時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結心 | 作成日時:2019年7月1日 19時