そばにいた (ページ7)

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Day-4 ページ7

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正直、私たちはとても疲れていた。

お粗末なご飯、床での睡眠、シャワーすら浴びれない。

愛華が急にキレて、華のことを汗臭いだとか罵倒して、華がそれにキレかけて。

朝っぱらから本当愉快な奴らだよなぁ。

そのやり取りがストレスなんだけど。

『…はぁ。』

私の席は甲斐の後ろ。必然的に石倉や須永とも近い。

私の溜息を聞いてかどうかは知らないけど、意外にも、須永は華を庇ったのだ。

ちょっと庇ったってだけで、華は須永に惚れたらしい。

つくづく脳内お花畑なようだ。

「そういえば、内通者のことなんだけど……」

話し出したのは意外にも真壁だった。
SNS、「マインドボイス」で " 内通者 "なるものが現れたらしい。

真壁「あれが本当なら、先生と繋がってる生徒がいるってことだよね？」

石倉「ってことはこの中に、
うーらーぎーりーもーのーがーいーる。…ってことかぁ？」

石倉の一言で、空気がピリッと痛くなる。

さくら「なんか……ギスギスしてるね。」

香帆「無理もないよ。極限状態がずっと続いてるんだもん。」

ギスギスなんてもんじゃない。

誰かを、ずっと疑わなきゃいけないこんな空間で、和やかになんて過ごせるもんか。

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