今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:49,824 hit
小｜中｜大
。 ページ3
.
.
それから俺達は、同じ小学校に通っていることを知った。
あまり人と関わることが得意じゃないらしい彼女。
休み時間とか、頻繁に会いに行くようにしてた。
俺達は仲良くなった。
ただ、あの痣のことを聞くことは出来なかった。
中学生。お互いが異性を意識し合うような、多感な時期。
だったけど、俺達の仲が変わることは特になかった。
『ねえ、甲斐。』
Aは、名前じゃなくて" 甲斐 "って呼んでた。
「なんだよA。」
だから俺も、" A " って呼んでた。
ただ、それだけの変化だった。
『私の母さん、再婚するんだ。』
高校生。
休み時間、空き教室。
彼女の環境が変わった。
「めでてぇじゃん。」
椅子から立ち上がり、窓際までゆっくりと歩いた。
その横顔が、とても綺麗だった。
『その人さ、何回か会ったことあるの。』
『小学生の頃から付き合ってて。』
『昨日も、来て、』
ゆっくりと、彼女の口から紡がれる言葉達。
悲しげな、表情。
『私さ、犯られちゃった。』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 283人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高ですオチ涼太君がいいです (2019年2月15日 10時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そいみるく | 作成日時：2019年2月15日 10時
