そばにいた (ページ16)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:49,829 hit

。ページ16

.

.

「何もしてないのに偉そうなこと言わないでよ。」

教室に入った途端、声を上げたのは未来だった。

この言葉は、唯月にむけてのあものだった。

華「茅野ちゃんはあんたたちよりよっぽどこの状況をなんとかしようと頑張ってるよ…！」

あの華が、発言している。

自分の思いを、口にしている。

唯月「…は？」

華「ごめん、！」

唯月の声を無視して、華は頭を下げた。

「二人のことハブるような真似をして。」

「ごめん、」

華に続くように、未来も頭を下げた。

…二人は強いね。

さくら「ううん…っ」

さくらは首を大きく横に振った。

未来は香帆前に歩み寄る。

未来あんたが自分のしたことを反省した上で、澪奈の無念を晴らそうとしてるなら…

…華。」

未来が華を呼ぶと、華は未来の隣に並んだ。

未来「私たちも協力するよ！」

香帆「未来、華…。」

.

香帆は確かに人として、最低な事をした。

だけど、反省をしているのも事実。

その事実を受け止めた上で、彼女達はまた

" 親友 "に戻ったんだ。

.

…私はもう、戻れないのかな。

.

さくら「あの、早速なんだけど皆に話したいことがあるから！」

3人はさくらに無理矢理連れ去られてしまった。

.