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なんだかモヤモヤして、
私は食い意地を張った。
花火が終わっても、動く気になれなくて
焼きそばやたこ焼きを夢中で食べる。
味は、そんなにわからない。
廉くんはそんな私の気持ちを知ってか、
食べまくる私によっ、いいぞ！とか言ってる。
「廉くん、食べないの？」
「俺さっき食べた」
「私、全部食べちゃうよ？」
「おお、食え食え」
こうなったら思い出さないようにするしかない。
空元気でおいしい！とか言ってみる。
もう一度言うけど、味はそんなにわかってない。
廉くんの心配そうな顔がちらり。
たぶん罪悪感を感じてるんだろうな、
なんだか申し訳ない。
買ったごはんをほんとに全部私が食べて
帰ろっか、って廉くんに言う。
やっぱり、大丈夫？って言いたげな彼に笑いかける。
「家まで送るわ」
「ふふ、助かる！
1人で帰りたくない気分だった笑」
「無理して元気ぶらんくてもええよ」
ついに言われた。
でも元気にしないと、やってられないよ。
「家に帰ったら紫耀に会うんだな、やだな」
「会う前に寝てしまえばいいやん」
「うん、そだね…」
冷静に思う。
家に帰ったら好きな人に会うってどんな状況だよって。廉くんも同じこと思ったみたいで、ふふって笑った。
「なあ、A」
「うん」
「きついよな」
「ふふ、まだ大丈夫！」
私はまだギリギリのところで踏ん張れる。
お家に帰ったらお風呂でちょっとだけ泣こう。
明日の朝になったら、またふつうに。
「もし、」
紫耀と話して、笑って
一緒にご飯をたべてって。ふつうに。
「もし、もうどうしてもきつくなったら」
まだ、私は大丈夫。
「紫耀から逃げろ」
暗闇でもわかるくらい
しっかり廉くんと目が合う。
「そんときは俺が守ったるわ」
「それ、、さっきもいってた」
「うん、今のは本気や」
つーっと頬に涙が伝う。
目の前の彼はヒヒヒって笑って、
「泣くなや」って言いながら私の頬に触れた。
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なめこ(プロフ) - こころさん、こんばんは！お話を読んでくださってありがとうございます´`*うふふ、紫耀くんと廉くんの間でたくさん揺れちゃってください〜！これからもよろしくお願いします (2021年4月21日 20時) (
レス) id: 7eda94a468 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - すごくすごく面白いです。言葉選びや言い回しも面白いです！主人公が好きな紫耀くんとハッピーになって欲しいけど、廉くんが優しすぎていい人すぎて悩んじゃいます… (2021年4月16日 1時) (レス) id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なめこ | 作成日時：2021年4月5日 1時
