第六話(3) ページ26
千聖｢ええ。でも、電話じゃお願いできないから、放課後に私たちの事務所に来てくれないかしら？｣
英｢放課後って......今じゃダメなんか？｣
千聖｢ええ。私たちにも色々事情があるの｣
英｢めんどいな〜......なんでわざわざ......｣
千聖｢そこをなんとか、ね？｣
英｢え〜............わぁったよ。帰りに寄るわ｣
千聖｢お願いね。それじゃ、そろそろ昼休みが終わるから｣
英｢おん。じゃ｣
千聖｢ふふっ、それじゃ｣ﾌﾟﾂｯ......
英｢............｣
英(電話越しじゃ言えない事......どういう事だ？)
英｢......っふぁぁ......寝よ｣
〜放課後〜
＜校門前＞
英｢うーっし、今日は仕事も無いし、帰ってゆっくりゲームでも......｣
英｢......あ｣
英(そういえば、あいつから事務所に来いって言われたな......)
英｢ハァ......めんどいけど、行くか｣
英｢............で、事務所どこ？｣
＜事務所前＞
英｢......ここだな｣
英(地図アプリがあって助かったよホント)
英｢で、着いたはいいがどこで待ってたらええんや。ここでええんかいな？｣
ｶﾞﾗﾝ
千聖｢あら、思ったよりも早く来たわね｣
英｢おっと。ったく、落合場所くらい言えよ｣
千聖｢ふふっ、ごめんなさい。それじゃ、私に着いてきて｣
英｢うい｣
＜会議室＞
ｶﾞﾁｬ
千聖｢連れて来たわよ｣
日菜｢あ！ 英だ！｣
彩｢ホ、ホントに来たんだ......｣
英｢っ！？おい嘘やろ......！？｣
英(なんで全員集合してんだよ！ 聞いてねーよ！)
イヴ｢シノビさん！ こんにちは！｣
麻弥｢イヴさん〜......｣
千聖｢それじゃ、その椅子に座って｣
英｢っ！ は、はい｣
千聖｢......これで全員揃ったわね｣
麻弥｢......千聖さん。本当にあの話、するんですか？｣
千聖｢ええ。了承してくれるかは分からないけれど......｣
英(なんかあるんか......？)
麻弥｢そ、そうですか......｣
英｢......で、白鷺さん。僕をここに呼んでなんの用ですか？｣
千聖｢ちょうどその話をしようと思っていたところよ｣
千聖｢英にお願いをしたいのだけれど......言っていいかしら？｣
英｢別に良いですけど......｣
千聖｢そう。それじゃ、そのお願いについてなんだけれど......｣
千聖｢私たちパスパレの、警護を担ってほしいの｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：腹黒 | 作成日時：2021年4月12日 22時
