新着メールあり【月島蛍】 (ページ13)

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学校中は期末テスト一色に染まった

私達の特進クラスでは、休み時間も勉強している子達がいる

私としては信じられない

テストで勉強に集中したいのか、みんながイライラし始める頃だ

昼休み

「それでね〜」

「えっ！ホントに？！」

谷っちゃんとガールズトーク(？)をしながらお弁当を食べる

因みにキャッキャウフフな恋愛話ではない

谷っちゃんは主に部活での話

私は主にロールケーキのお店の話

お弁当を食べていると急に谷っちゃんが「ハヒィッ…」と変な声を出して固まった

そこには…

「あ！体育祭の保険係のひと！」

「あの膝を擦りむいた子？！」

名前は知らないが、どうやら私が体育祭の時に手当をした子

そして、眉間にシワがよっている何だか怖そうな人

「ねぇねぇ谷地さん！」

オレンジ色の髪の毛の子が谷っちゃんを呼ぶ

そしてすかさず私は固まった谷っちゃんの肩を叩いておこす

「「勉強を教えてください！！」」

まって、気のせいだよね

「せーの」って聞こえたのは絶対に気のせいだよね、うん

「ホントは月島に頼んだんだけど、断られて…」

「月島君に頼んだの？！」

月島に反応してしまって、思わず声が出る

「あっ、ごめんね。私ね、月島君と同じクラスなんだー」

そして、オレンジ色の髪の子(日向君と言うらしい)に月島君の酷いことを散々聞かされた

日向君の言っていることは何だか想像できる

月島君、あーしてそうだな！って、簡単に頭の中に出てくる

「谷っちゃん、どうするの？勉強」

「わわわ、私がその眼鏡ノッポの月島君より優しく教えてあげられるのか…」

いや、それはないな

私達３人はスグに「優しく教えれるに決まってる」と真顔で返事をした

「私、数学なら教えれるよ。得意だし」

「えぇ？！」

私の「数学得意ですよ」宣言に何故か驚く日向君

まって、私ってそこまで馬鹿に見えるの？

私悲しい