【名探偵コナン】この世界がある時点で事件だと思う。

page６ 少年？ ページ8

安室side


「ひ、ひったくりよー！！」


女性の叫び声が聞こえ、外に目を向けると


ひったくったと思われるカバンを持った男が
走っていた


急いで外に出ると


また、コナンくん達が事件に出くわしていた


初めて見る中性的な顔の少年が傘の持ち手で
犯人の腕を掴んで中段蹴りをして転ばしていた


一般人がとっさにこんなことはできないだろう
いったい何者だ？


『はい、かくほ〜』


焦りもせず、少年はそう言った


だが、犯人はまだ懲りていないようで
今度はナイフを持って振りかざしだした


『はぁー、めんどくさい』


ナイフを持った男を目の前にこれだけ冷静で
いられる少年に少し興味が湧いた。


そして、ナイフを持った男の手を掴んで後ろを向かせて背中を蹴った動きがかなり事件なれと言うか
こうなることが事前からわかっていたような感じだった


「…いったい何者なんだ？」


「お兄ちゃんすごいね！何かやってるの？」


さすがコナンくんださりげなく聞くのが上手だ


『んー、まぁ極真空手を少々ね。』


極真空手か…なるほど


「だいじょうぶですか！？お店にいたら悲鳴が聞こえて…しかしお強いですね少々ではないでしょう？」


『いえ、本当に自分の身を守れるくらいにはなろうと思ってやってただけですから』


すごく、謙遜するんだな


「ひったくり犯は、きっとここ最近ここら辺を騒がしていた常習犯に間違いありません。お手柄ですね」


「そうだよ！Aくんって空手してたんだね！
急に犯人と戦いだすからびっくりしちゃった！！」


「私も空手部なんだけど、Aくんも前の学校ではしてたの？」


『いや、部活には入らずに毎日道場に通ってたんだ』


なるほど、その戦闘なれした強さは道場に通っていたからなのか


「では、極真空手は小さい頃からやっていたんですか？」


『はい小学校低学年くらいからやってました』


「まぁ、立ち話もなんですしうちの店でゆっくりしませんか？」


「そうですね！私たちポアロに行くために来たんだったしAくんは時間大丈夫？」


『…あぁ、うん大丈夫だよ』


つづく

冒頭のひったくりよーがびっくりよーになってて
ひとりでウケてた笑

ちゃんと直したのでご安心を

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