【名探偵コナン】この世界がある時点で事件だと思う。

page２４ 銀髪ロングのいかれちゃってる人 ページ28

Aside


「…い……おい！おきろ！！」


『っるせぇな、寝かせろ！！！』


え？今私誰と喋ってんの？！
と思って勢いよく目を開け飛び起きる


「…やっと起きたか。」


「あら、寝顔も可愛かったけど起きるとますます可愛いのね？」


ん？あれれれれ？ぎんぱつロング？アンド金髪美女？おいおいおいおい黒の組織の幹部ふたり組じゃねぇか！！


『あ、えっと、私に何の用で…すか？いや、その前にとりあえず構えてる物騒なものと殺気しまおうか。』


「拳銃目の前にしてそれだけおしゃべりが
できるとは随分現場慣れしてるじゃねぇか？それに
足を撃たれてからも男二人相手して粘る女なんて…
てめぇ、何者だ」


『極真空手が得意なただの女子高生ですよ』


てかさっきから見てくるベル姉さん美女すぎて鼻血ブシャァ直前なんだけど


「フンッ、ただの女子高生…なぁ？名前は？」

やだ、笑ったよニヤッと一瞬口角上げたよ
イケm…おっと言わないぞ？イケメンなんて言ってやらないぞ？！誘拐されてるんだし←言ってる


『人に名前聞くときは先に名乗ってからって
習いませんでした？』


内心クッソ怯えてるのに私の口からは強気なことが出てくる


「はっ、めんどくせぇやつだ…俺はジンだ
さっさとお前も名乗れ」


黒の組織のなかでピカイチだろうと言うほどめんどくせぇやつにめんどくせぇやつって言われた私っていったい何者？！


てか、恐い、帰りたい、帰って哀ちゃんに抱きつきたい…誰だよ犯罪とか言った奴


『ジンって本名じゃないじゃないですか、てか
そっちが名乗ったからって言うなんて一言も言ってませんよ？』


「フフッ、この子そうとう肝が据わってるというか…戦闘能力も優れているみたいだし育てれば将来優秀な人材ね」


ベルモット様に優秀とか言われたし、めっちゃ嬉しい…てかベルモットって女の子には割と優しいから助かった…女でよかったと心底思う


カチャ…


私が名乗らないと言えばジンは構えるのを一度やめてくれたのにも関わらずもう一度ベレッタさんを向けてくる


『はい！答えさせていただきます！！なのでそれ下ろしてください、名前は坂本Aで高校生です
将来の夢は平和に生きることです！！！』


早口で言い終えるとジンはくつくつと笑い出した


『…なに、笑ってんですか』


「いや、おもしれぇ奴だと思ってな？」

つづく

せまるテスト週間

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