8 ページ8
隆弘side
正月休みも終わり普段通りの生活を送る日々
放課後やﾚｯｽﾝ後に会ったり、喧嘩する事も無く順調！
気遣いな所は変わらないし我が儘なんて1度も聞いた事がない。
それはそれで 寂しかったりもする。
けど、少しずつ頑張ってくれてる見たいでtalkを自分から入れてくれる様にはなった。
電話は掛けて来る事はないけどね。。
この頃は、体調も安定してるし
学校が終わり、帰り仕度をしていると…
ロッカーや机の中、かばんと下駄箱にもﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ？が入って居た。
St. Valentine‥‥
マジで…知らない間に入って居た物を返す訳にも捨てる訳にもいかない。。
どうする事も出来ないじゃん(汗)
てか、美優からは何も言われてないけど…
ふっと思い出した言葉…。
「隆弘は記念日とかに興味無いでしょ…」
記念日とか考えた事も無かった。って返したっけ。。。
年が開けたら半年記念って思ってたのに…
また忘れてたし。。
1度も言われた事無かったから気にしないで過ごしてて…。
あの時の会話で美優は記念日とか大事にしたいんだろうなって気付いたのに…
俺ってほんとバカ。。
置いて有った物は取り合えず持って帰ろ。。。
どのみち今日はﾚｯｽﾝだし美優はバイト。
スマホを確認しても何もメッセージは無かった。
何か、一気にヤル気無くしたわ。。
ため息だけが零れて…
休憩中Valentineの話でみんな盛り上がってたけど、会話に参加する気にもなれない。
「にっしー。元気ないやん紙袋いっばいのValentine貰ったんにどないした？」
「ん。今反省中…」
「何かあったん？」
「まぁ色々。あ、與チョコ食べるか？」
「いらんわ。俺かて貰ったし義理やけどな。」
たくさん貰ったって意味なんか無い。
ただ１人本当に好きな子がくれないなら…
結局ﾚｯｽﾝ終わるまでに美優からの連絡は無かった。
更衣室で何となくボーッとしてた。
これから彼女と待ち合わせ何て奴も居て。
いいなぁ…。
美優の事考えてるつもりで大事な事忘れるし。
なのに自分が忘れられるのは切ないなんてさ
勝手だよな。。。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayu | 作成日時：2017年10月27日 7時
