検索窓
今日:9 hit、昨日:16 hit、合計:14,269 hit

18 ページ18

美優side



1年ってあっという間…。



去年の花火大会の日から始まった私達。




出逢うきっかけをくれたのも付き合うきっかけをくれたのも皆が居たから…。




隆クンと真ちゃんはレッスンが終わってから参加する。



私も去年の事が有るから1人になる事は禁止された。



レッスンが終わったら迎えに来るって言ったけどそれじゃぁ間に合わないし皆を待たせちゃう。



途中乗り換えをする駅のホームで待ち合わせ。




何かあっても駅員さんが居るから何だって。




身仕度を済ませて連絡待ち…




隆クンからのtalkを貰って家を出た。




乗り換えの駅に着くと隆クンと真ちゃんが待っててくれた。



「遅くなってごめんなさい。」


真「お。美優浴衣めっちゃ似合うわ。新しいやつ?」


「ヘヘ。買っちゃったんだ。変じゃない?」


「真司郎。何で先に言うかな?」


真「あんた見惚れてたやん。だから先に言わせて貰うた。」


「二人共大きい声出したらた恥ずかしいよ。」





不機嫌な隆クンとニコニコの真ちゃんに挟まれ何となく気まずい。





花火大会に向かう人達で込み合う電車





掴まる所が無くてフラフラする私…





電車が大きく揺れた瞬間に抱き止められて隆クンの腕の中へ




何だか気恥ずかしくて顔が見れない。





目的地に到着すると人並みに押される様にホームに降ろされた。




「美優、俺から離れんなよ。」




耳元で囁く言葉に顔が火照ってしまう。





真「お二人さんイチャついとらんではよして(笑)」





真ちゃんにまでからかわれるし…。





隆クンが差し出す手に手を重ねて待ち合わせの場所に急いだ。





改札を出ると既に揃ってた…





真「双子は俺と智の傍に居ってな。
美那と美優は晃とにっしー居るから俺らは知らんから。」


智「はぐれたら9時集合で!」





隆クンと目が合い笑いあった。





「またはぐれる気か(笑)」


「はぐれなくて良いのにね!」





こうして会場に向かって皆と歩き出した。



あの日から1年色んなことが有った。




でも、今もこうして隆弘の隣を歩ける事が何よりも嬉しい。

19→←17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
設定タグ:西島隆弘 , Nissy , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ayu | 作成日時:2017年10月27日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。