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隆弘side


レッスンの帰り、いつもならすぐにAに電話してる。



真司朗に聞いた文化祭の事


俺はまだ何も聞かされてない。


少しは分かる様になったって思い上がって居たのかな?


学校の事になると殆んど話さない。


相変わらずのAにイライラが募ってた。



プルルルル プルルルル


「もしもし。隆弘だけど…」


「隆クンお疲れ様。」


「うん。……」


「どうしたの?」


「Aまた隠し事してるよね。」


「してないけど?」


「文化祭!」


「あぁ…別に隠してた訳じゃ無いよ。」


「だって聞いてない。」


「まだ、言ってないもん。」


「はぁ?何それ!開き直るんだ!」


「えっ。だって、まだクラスの内容とか自分の当番とか決まって無いのに話せなかった。」


「何でだよ!文化祭あるんだって言うだけでいいじゃん」


「決まったら話そうと思ってたの……」


「大事な事は何時も後回しにするのな!」


「そんな事ない。。。」


「だってそうだろ、入院した時も研修の事も今回だって……」


「それは、迷惑掛けたくないし…

研修の事は忘れてたって話したのに…」


「いつ迷惑だって言ったんだよ!

一回も言ったこと無いだろ!

お前は何時だってそうだよ!

一人で勝手に考えて、自分の中で何でも決めつけて…

後から知る俺の気持ち考えた事あんのかよ!」


「もぉ!いい、隆クンのバカ知らない。」


プッン プープープープー


切られた………


あぁあ…何やってんだろ。


俺が悪かったのかな……?


謝ろうと思ってもう1度電話をかけた。。


「おかけになった番号は……」


電源切ってるし……


謝ろうと思った自分が、バカらしく思えた。


結局いつも降り舞わされてる。。。



上手く言ってると思ってるのは俺だけなの?



数日前に二人で過ごした誕生日。



おろしたての服。



スマホに残るA笑顔...



今ごろ泣いてるよな。。。






ププププ プルルルル プルルルル


「もしもし。隆弘です。」

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設定タグ:西島隆弘 , Nissy , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ayu | 作成日時:2017年6月6日 12時

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