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隆弘side
彩香が急に現れて隣に座った。
前からそうだったけどスキンシップが激しい…
彩「隆弘、格好よくなったね♪」
「煩い、ほっといて。」
彩「ねぇ、やり直さない?
私まだ隆弘の事好きだよ!」
「無理。俺、彼女居るし。元々振ったのお前だろ!」
彩香「そうだけど、やっぱり好き♪彼女と別れなよ!」
「ふざけんな。絶対無理だから。」
彩「この学校の子?」
「ん、このクラス…あそこ…?あれ…紗愛、Aは?」
紗「えっ……知らない。…ってか居ない?」
桜「奥、入ったよ?」
紗「ねぇ、A見なかった?」
男子「そっこから出てった、鈴木も追いかけてって、こっち大変だよ!」
紗「にっしー、A教室出ていったって…」
「マジかよ。」
結「ねぇ、Aが走ってどっか行ったけど、それ追う様に鈴木も…何かあった?」
「ごめん、俺のせいだ…」
彩「ほっときなよ!鈴木追いかけてんならいいじゃん!」
「お前には、関係ない。結愛、悪い探すの手伝って。」
結「うん。あっち、行った。」
絶対彩香の事だよな…
見られたか...
中2から中3の時に付き合ってた、誰にでもあんな感じで平気でキスしたり抱き付いたりする。
嫉妬深い俺は、それが堪らなく嫌で何度も喧嘩になった。
それが面倒だったのか半年も付き合わず振られた。
俺が初めて身体を重ねた相手は彩香だった。
腕絡めたりするのは、別れてからも変わらなくて会えば当たり前の様にキスして来るから…
正直何とも思わなかった…。
Aが見たらいい気はしない処か最低だよな
絶対泣いてる。
しかも鈴木が追いかけて…
泣いてるA見たら、鈴木は黙って無いはず。
俺って何でこんなにタイミング悪いんだよ。。。
鈴木が告ってたらどうする。
Aの気持ちが揺らいだら…
あぁ、俺ってバカだ。
こうならない様に。
鈴木と話す為に今日来たのに…
「A、A…」
マジ、何処だよ…。
校内を走り回って探したけど見付けられない
焦りと不安は増すばかり
結「にっしー、A居た。」
「どこ……」
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作者名:ayu | 作成日時:2017年6月6日 12時