46 ページ46
隆弘side
ｺﾝｺﾝ
母「A、入るよ」
「うん。」
ｶﾁｬ
母「A起きた？」
「ママおはよう。」
「おはようございます。」
母「二人共おはよう。
A…隆弘ｸﾝに謝ったの？
寝てるあなたを背負って連れてきてくれたのよ」
「うん。謝ったよ。」
「全く、隆弘ｸﾝだって疲れてるのに、確りしなさいよ。」
「お母さん、もう、言わないであげて。Aも反省してるから…」
「そう？隆弘ｸﾝに免じて許すけど、迷惑ばかり掛けちゃ駄目よ。」
「うん。ごめんなさい」
母「二人共、学校遅刻するから、早く朝ご飯食べなさい。」
そう言って下に降りたお母さんの後を追って、下におりた。
ご飯の最中、何で着替えてるのか、俺が泊まったのかお母さんが説明してくれて、落ち込むA。
母「じゃぁ、仕事行くから戸締まりよろしくね！遅刻しないで行くのよ。」
「はーい。」
「ありがとうございました。」
母「隆弘ｸﾝ、此に懲りずにまた遊びにおいで♪」
「はい。ありがとうございます。」
母「じゃぁ、いってきまーす！」
「ママいってらっしゃい！」
俺達も、朝食を済ませ。
身仕度をしてAの家をでた。
手を繋ぎ駅までの道を歩いた。
「一緒に登校するのって憧れてたんだ。」
「何で？」
「朝から好きな人と一緒に居られるって羨ましくない？」
「まぁ、羨ましけど…」
朝、機嫌の悪い俺としては一人の方が楽…
だってねぇ、きっと喧嘩になるよ…
「けど？なに？」
「嫌。A怒るから言わなぁい！」
「怒んないよ？」
「ほんとに？」
「うん。」
「俺さ、朝。機嫌悪い事多いから一人のが楽かなって思う。」
「そうなんだ。ごめん…」
ほらね、だから言いたく無かったのに…
繋いでた手を離して小走りで先に行った。
「A、待ってよ〜！」
「待たない。一人で行くから大丈夫。」
「手繋いで。」
「繋がないでいい。」
「繋いで欲しい。」
捕まえて顔を覗き込むと…
「泣き虫(笑)」
「だって。」
「今日は、機嫌悪くないでしょ？」
「そうだけど…嫌なのかな？って思って」
「嫌じゃ無い。Aに起こして貰って機嫌悪かった事ある？」
「無いけど。。」
「だろ！Aと一緒の時は何でか大丈夫なんだよね！」
「なにそれ(笑)」
それからは、手繋いで仲良く登校しました(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayu | 作成日時：2017年6月6日 12時
