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隆弘side
早めに学校が終ったからAの学校までお迎え♪
さすがに校門の前は恥ずかしすぎるから近くの公園で待ってる。
「隆クン♪お待たせ♪」
「A、会いたかった。」
笑顔でパタパタっと駆け寄って来るA//
久々に見るとマジかわいい//
でも、心を鬼にして…
「走るなよ!!」って叱った。
少しシュンとする顔に愛しさが込み上げた。
「会いたかったよ!」
ぎゅっと抱き締める。
Aの肩に頭を乗せ髪に顔を埋める。
Aのにおいを吸い込んで…
俺ヤバイな(笑)
暫くそのまま、耳元で話し掛けた。
「A。」「なぁに?」
「大好き。」「私も//」
「A。」「なぁに?」
「疲れなかった?」「うん。大丈夫。」
耳元で話すから肩が時々上下する(笑)
ゾワゾワするって前に言ってたけど、それだな…でも、離れる事が出来ない。
「寒いし、まだ治りたてだから、暖かい所行こう。」
「うん。」
手を繋ぎ歩き出す…
歩幅が狭いAは後ろからついてきた。
後ろからの視線、気になって振り向けば笑顔。
「ニコニコして、どうしたの?」
「ん…ないしょ♪」
「何それ(笑)」
ファミレスに着いて、ドリンクバーとデザートを頼んだ。
今日の学校の様子をAから聞いた…。
不安と焦り、どうしようも無い感情に苦しくなる。
Aの隣の席に移動して、くっついた。。
「どうしたの?」
「心配。」
「何が?」
「鈴木…」
「ん?何で鈴木クン?」
「今の話し聞いたら確信したから。」
「ん?どう言うこと?」
「Aは知らなくていいの。」
そう言って肩を抱き寄せる。
紗愛が言ってた事が当たってた…。
鈴木はAが好き。。。
久々にAを見て気持ちが隠せなかったんだろうな。
運ばれて来たデザート…。
一緒にドリンクを取りに行ってまた隣に座った。
楽しい時間は瞬く間に過ぎてしまう、
久し振りの学校で疲れてるはず、それでも笑顔を絶さない。
早めの時間に家まで送っる。けど…
離れたく無くて、バイバイが言え無い。
体調を考えて
「Aもう入りな。またぶり返すといけないから…」
「ん…またね。」
小さく手を振り中に入っていく美優を見届けて…。
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作者名:ayu | 作成日時:2017年6月6日 12時