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隆弘side



「隆クン。大丈夫?」

「あぁ、ん、…やっぱ帰ろう」

「うん。」


何となく晃の居た場所に居たく無くて、帰ろうと思った。

伝票を持ってレジに向かうとAに声を掛けられた。


「隆クン貸して。私が出すから」


「嫌、いいよ。晃に奢るって言ったし」


「ごめんね。ありがとう」


カフェを出て駅までの道を歩く


せっかちな俺は、早足で歩いた


晃が言った二人の仲…Aはどう思ってるの?


イライラしてるし、Aの事気にして無くて


上着を引っ張られて気が付く…


掴んでたんだ。


どちらかと言えば足が遅いA(笑)


手を握り、歩幅を合わせて歩く。


ヤキモチ妬いてみっとも無いけど聞かずには要られない。


「ねぇ、晃ってどんな存在?」


「ん、隆クンの友達で美那ちゃんの彼氏で良く周りを見てて、何でも気が付く凄い人?」



ん? 何か違くないか?


「A、今のって晃って人はって事だよね?」


「うん。ぇっ……。違った?」


さすが(笑)


「俺が聞いたのは、Aにとってどんな存在なのかって」


さっきので、ぶっちゃけどうでも良くなってた。


Aには俺の友達で美那の彼氏そんな風に映ってるって解るから、、


「あぁ。そっち…うーん。どんなだろう。」


「悩まなくていいよ。悔しかっただけだから」


「悔しかったの?」


「だってさ。Aの笑顔が、減って。
どんどん元気がなくなって来てたのに俺は、何も出来なかったんだよ。なのに晃は…。

少しの時間でAを笑顔にした。それが悔しかったんだよ」


「ごめんね。悩ませて…。
でもね、何も出来無くなんか無いよ。
だって、いつも隣に居てくれるでしょ。私が唯一安心出来る場所なんだから。」


……//そんな事言われるとテレるんですけど。


「隆クン?顔赤いけど?」


「Aのせい…」


「私?なんかした」



「ずるいよな!そんな事言われたらヤキモチ妬いてる俺がバカ見たいじゃん」


「ごめんね。でも、ヤキモチ妬く必要無いよ。私には隆クン。あっくんには、美那ちゃんって可愛い彼女が居るんだよ?」

ハァッ……


Aが晃に惚れないかとかね、心配な事は山程有るんだよ。


「ねぇ。聞いてる?」


「聞いてるよ。まぁ、いつものAに戻ったからいいかな(笑)」


久し振りに天然炸裂してるし(笑)

いつものAに癒された。

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設定タグ:西島隆弘 , Nissy , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ayu | 作成日時:2017年6月6日 12時

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