検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:22,131 hit

1 ページ1

隆弘side



鈴木達との件依頼、少しずつ距離は縮まって来てる様な気がした。


けど会えない日が続いても、美優から淋しいとか会いたいとか1度も言われた事がない。


好きの一言だって滅多に聞けない。


日に日に募る想い、
俺の中の美優の存在は、
どんどんでかくなっている。


なのにどこか、一線引いてる様な溝を感じる。



レッスンの帰り道電話をするのが最近の定番



西「もしもし。俺。」

「お疲れ様。」

西「マジで、疲れたよ〜。」

「珍しいね。いつもそんな事
言わないのに。」

西「んん。充電切れ。」

「充電?」

西「美優不足で力でないの。」

「ふふ。変なのw。」


美優はおかしそうに笑うだけで、会いたいのは俺ばっかり。



西「なぁ、美優は淋しいとか思わないの?」

「えっと…。」


黙ってしまって、肝心な事は全然話さない。


西「何かさ、壁作られてるみたい。」

「壁?」

西「んん。甘えろって言っても甘えないし
我が儘だって言った事無いじゃん。」

「それは…。」

西「何か隠してない?」

「隠し事なんて無いよ…。」



聞こえる声色がどんどん小さくなってる

もしかして、触れて欲しく無い所なのか?



西「何かごめん。いつか話してくれれば
いいから。美優不足で可笑しく
なってんのかもな(笑)」

「隆クン…ごめんなさい。」

西「謝んないの!それよかさ、
夏休みいっぱい遊ぼうな!
それまで頑張るから。」

「うん。楽しみにしてるね。」



どこ行こうとか、何するとか、楽しい話題に切り替えて電話を切った。



見えない心は、不安にさせる。

本当に両思いなのかな…

俺の想いは重くなってないかな…


今なら何となく青木の言ってた事が分かる様な気がした…。

2→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.7/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
設定タグ:西島隆弘 , Nissy , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

宇宙飛ぶペンギン(プロフ) - コメント失礼致します。名前変換ができていないところがありますが、変換を取り入れないことになったのでしょうか? (2019年1月30日 16時) (レス) id: 3246a2894a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ayu | 作成日時:2017年5月11日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。