あなたと居た時間７ (ページ7)

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隆弘side

話の流れで急に誘った誕生日の泊まり///

正直拒否されるかと思ってた。

すんなり受け入れた美優が今、何を思ってるのか分からない。

大切だから、
泣かせたくはないから、
別に深い意味で言った訳けでもなくて。

何時もと同じでいい。

ただ隣に美優が居てくれるだけで…。

事務所の練習生で東京育ちのメンバーにどこが面白いとか、何が美味しいとか聞いて回った。

俺より少し年上でしっかり者の直也君…

浦田直也、この先の人生を一緒に生きていく仲間だとはまだ、知らなかったんだけどね。

直「にっしーがそんな話するなんて、急にどうしたの？」

「えっ何で？」

直「や、何時も誘ってもそそくさと地元に帰るのに、珍しいから。」

「実はさぁ、彼女Xmasが誕生日なんだ。だから、こっちに呼んで喜ばせたいなって思って…」

直「そうなんだ…。」

「ねぇ。直也君とかデートどうしてるの？」

直「ん～。その子に合わせて色々かな？」

「そっか…どうしようかな～？」

直「にっしー、あのさ…余計お世話かも知れないけど。あんまり言わない方が良いと思うよ。」

「何を？」

直「彼女の事。」

「何で？」

直「俺らまだ、ただの練習生でしょ。
仮にデビュー出来たとして、いきなりスキャンダルは不味いんじゃない。
バレたら別れさせられるかもよ？」

「………」

その時ふと思い出した…。

誕生日に送られて来た荷物がねぇちゃんの名前になってた事…。

もしかして、美優はそこ、気が付いてたのか？

それとも、何か考えがあってなのか？

俺は、今まで気にもして無かった。。。

それに、美優は何時からあんなに強くなったんだろう？

美優が最後に泣いたのがいつだったかも思い出せない…

元々寂しいとか会いたいとか甘えて来る事何て無いけど

最近は特に、俺のわがままのが酷くて何時も美優を困らせてる。

でも、いつも笑顔で頑張れって…

平気、平気すぐ会えるよって…

無理しないでねって、応援してくれる。

落ち込んだ時はただ黙って傍に居てくれるか

関係ない話をしたりして、寄り添ってくれた

泣き言言う時は、少し怒ったり。

慰めてくれたり‥‥

それが当たり前になってる。