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隆弘side
何度も聞く俺に、嫌がって中々体重を教えない美優。
心配なのと、中々傍に居られないもどかしさに
チョットだけイライラ。。
「ふーん。じゃあだっこするか。」
「えッ。待って待って。そんなので分かるの?」
「そりゃぁ。分かるでしょ!どんだけ一緒に居ると思ってんの?」
もぅ我慢も限界。
首をぶんぶん振ってる美優をそのまま抱きあげてて膝の上に乗せと…。
やっぱり…。
断然軽くなってるよ…
俺がもう少し早く気付けてたら、
もっと傍に居たら。。。
後悔からぎゅっと抱き締める腕の力が強くなる
「隆クン。苦しいよ。」
「美優。好き。大好きだよ。」
離れたくない。
ずっと傍に居たい…。
「ねぇ隆弘?どうかしたの?」
美優の髪に顔を埋めたまま抱き締める手緩める事も出来なくて…
唇に触れる首筋にチュッと吸い付けば綺麗に残る鮮やかな痕
そのまま耳元に唇を這わせてキスを落とす
「ひゃぁッ。耳やだぁ。」
可愛らしい声とピクッと震える肩
相変わらず弱い耳は熱を持って赤く染まる
美優の一挙一動にやられる俺も相変わらずw
「ああ。もぅ。何でこんなに可愛いんだよ。」
「なっ。ばか。急に何言ってるの?」
悶々と沸き上がる感情に耐えられずに落としたキス
顔を覗き込めば照れてそっぽを向いた。
そんな所も可愛くて、溢れる思いに張り裂けそうな心。
好き過ぎて、どうしたらいいのか分からなくなる…
そんな想いを知ってか知らずか、背中に回された手がトン。トン。トン。トン…
一定のリズムを刻む。
「隆弘。いつも傍に居るよ。
離れててもちゃんと見てるから。」
美優の優しいふわっとした声で囁かれた言葉により一層愛しさが募っていった。。。
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作者名:ayu | 作成日時:2019年1月29日 22時