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結愛side
会場を出た所に晃達の姿を見付けて駆け寄ると、先に出てきてるはずの美優の姿はそこに無かった。
「お疲れ。美優まだ？」
智「疲れたって先に帰った。」
「はぁぁっ。」
智「何？何か心配事？」
「んん。大丈夫だったかな？って思っただけ。」
晃「気になる所でもあるの？」
紗「うん。この頃、無理してるっぽいから…。」
紗愛も感じてる。。。
ここ数ヶ月、口にはいっさい出さずにずっとにっしーを応援してきた姿を見てきた
この１年で随分強くなった…
んん、違う。我慢強くなったんだよね。
ふとした時、何度も考え込んでる姿を目にしたし。
けど、弱い姿なんて見せないように、何時だって笑顔で…
「何でもないよ？平気。平気」
そう笑ってた。
真司郎から連絡が来て、にっしーが弱れば直ぐに駆け付ける…
きっと、美優の方が淋しさや不安に押し潰されそうになってたと思うけど
その気持ちからかな？美優が踏み出した一歩。
下着を選びに行くのに付き合って…
その時は消えた不安も、そればっかりになるとそれはそれで不安になる。
女子なら誰でも思う所だよね。
この１年、大丈夫を言わなくなった美優は平気をよく口にする様になってた。
ステージの上で輝くにっしーに、
会場の声援に、黄色い歓声に、
何を思ったのかな…？
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作者名：ayu | 作成日時：2019年1月29日 22時
