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高校に入学して暫くたった頃
時々すれ違う君に目を奪われた…
背が小さくてフワッとした感じの君
いつも何となく目で追いかけてた…
一目惚れ?
嫌。この時の俺には彼女が居たんだ。
とは言っても、向こうから告られて、何となく付き合っただけ…。
6月の始め、どしゃ降りの雨の中
駅のベンチに座って泣いてるのを見掛けた
その横顔はすげぇ綺麗で、儚く見えた。
なぜ泣いてるのか気になって、
声を掛けようか迷ったけど…
その姿が、今にも消えてしまいそうなほど儚く見えて動く事は出来なかった。
黙って見つめるしか出来なかったんだ…
そうしてる間に入って来た電車
その電車に乗って遠ざかる君をただただ見つめ続けた…
それから、何度も君の姿を探したけど、
1度も見掛ける事さえ無かった…
後悔してた。
なぜ話し掛け無かったんだろう。
なぜ泣いてたんだろう。
気になり出したどうしようもなくなってて…
もし、次に会えたら向き合える俺で居たい。
そんな思いから、彼女と別れた。。。
けど、その後は1度も会えなくて、
駅を通るたびに君の姿を探し続けたんだ…
正直、諦め掛けてた…
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作者名:ayu | 作成日時:2018年9月25日 18時