Episode 5 ページ7
.
『イザナ...イザナだぁ...もう会えないと思ってた。』
「...はぁ、本物だって認めた次は泣くのかよ。」
私がボロ泣きしているのにも関わらず、小さくため息をついて私の横に座り込む。
パッと見、冷たい行動に見えるかもしれないけど、実はこの行動には裏がある。
昔から、私が弱ってる時イザナは何を言わず落ち着くまでずっと隣に居てくれた。
『(イザナのばかやろう。こんなのもっと泣いちゃうじゃん...。)』
それからしばらく経ち、やっとのことで涙が止まった。
「お、やっと落ち着いたか。」
弱虫め、と軽く鼻で笑いながらイザナは腰を上げスタスタとリビングへと足を進めた。
「ほら、早く立て。いつまで俺を玄関前に立たせる気だ?」
さっきの優しさはどこへやら。
イザナ特有の絶対王政が発動される。
『ちょ、ちょっと待ってよイザナ!...あ、私卵持ってるんだった。』
卵が入ったビニール袋を持ち、少し遅れて腰を上げイザナの後ろを着いて行った。
134人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わしが、、プリキュア!? - 最高すぎてチラシになりそう (2022年10月23日 10時) (レス) @page10 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 最高だ! (2022年9月2日 19時) (レス) @page10 id: c3ead30411 (このIDを非表示/違反報告)
和凛 - 続き見たい!待てないよ〜! (2022年8月29日 16時) (レス) @page10 id: aabcab5ba8 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もうほんとに最高です!これからも楽しみにしてます! (2022年8月25日 16時) (レス) @page8 id: f15528bb75 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - ミルフィーユネコさん» コメントありがとうございます!私なんか神とはほど遠い存在ですよ(;;)好みに刺さって良かったです(笑)これからも更新頑張りますねー! (2022年8月24日 21時) (レス) id: 238b22a3fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みーたん | 作成日時:2022年8月18日 20時