危険な男 ページ9
「で、またデート？」
「いやデートになんか、ならんかった。」
「じゃあまた揉め事か。」
「束縛が酷くてヒステリー起こされてん。」
「あーあ。今度こそは、
まともな娘を彼女にできないかな。」
「どうでもええけど、お客さんに手出さないでな」
「はいはい。分かってますって。」
坂田さんと志麻さんでお話されている。
酷い会話だなあ。
人の闇を聞いてるような気分だ。
志麻さんめっちゃイヤそうな顔して、
そんなになるくらいなら彼女なんか
作らなければいいのに。
「なんで、そんな彼女が欲しいん？」
坂田さんも同じこと思ってたみたい。
「だって寂しい夜があるんやもん。そん時に
彼女いないとなんか無理。」
え、サイテー。
「最低や。」
おっ！またかぶった。
「そこのレイちゃんとか、どう？」
「へっ？僕、ですか？」
「そうそう。俺の彼女候補。」
「レイくんは男やで？本気か、まーしぃ？」
「冗談だけど。流石の俺でも男はな〜。」
「あははは〜。僕もです。」
笑えない。
この人にだけは、バレちゃダメだと思う。
私の本能が危険信号を出している。
「なあ。本当、女の子だったら。なあ？」
なんでこんなに
《全て分かってるよ俺は。》
そんな風に満足そうな顔をするの？
「じゃ、まーしぃーも早く準備しなよ！」
坂田さんが控え室に行ってしまった。
「さて、本当の名前はなんていうの？」
「レイちゃん？」
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藍逢(プロフ) - ありがとうございます。嬉しいです〜！亀更新ですがこれからも頑張ります！ (2019年12月20日 23時) (
レス) id: a1d75dc9c3 (このIDを非表示/違反報告)
イアナ(プロフ) - すごく面白いです！！ (2019年12月3日 12時) (レス) id: c58602d2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lantana x他1人 | 作成日時：2019年7月1日 23時
