スーツ泥棒さん？ ページ15
「もしかしてぇー。泥棒さんですかぁ？」
酔ってるな、センラさん。
「いやいや、そういうわけじゃなくて。」
「そうだ！センラさん、
使っても良さげなスーツってどれか分かりますか」
「ん〜。持ち主がおらんやつとか？
えーと、そんなんあったかなあー？」
そういいながらも、スーツを探してくれる
女の子の前みたいに紳士的ではないけど優しいな。
「そや、誰かに借りたらええんやない？
俺の、だとデカすぎるか。」
「そもそも、なんでスーツなんているんです〜？」
あ！何も説明してなかったわ。
センラさんに
知り合いが店に来たことや、
何故か私が指名されて
オーナーも許可したことを話した。
「それは、大変じゃないですか。せやったら
俺が誰かに借りてきますよ」
ふわふわしてたのに急にいつも通りに戻った。
酔いが覚めたのかな。
わざわざ借りてもらうの申し訳ない。
「そんなことまで。ありがとうございます！」
「なんで、俺なんだよ。」
「やって、うらさんが一番サイズ近いし。」
「はぁ、俺こんなにちっこくねーよ。」
センラさんがうらたさんを連れて戻ってきたけど
多分、これは貸してくれない気がする。
「でも、貸していいスーツなんかもってねーよ？」
やっぱり。自分の勝負服だもんね。
「俺のでよければ貸してやってもいいけど？」
ロッカールームの入り口には
志麻さんが立っていた。
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藍逢(プロフ) - ありがとうございます。嬉しいです〜！亀更新ですがこれからも頑張ります！ (2019年12月20日 23時) (
レス) id: a1d75dc9c3 (このIDを非表示/違反報告)
イアナ(プロフ) - すごく面白いです！！ (2019年12月3日 12時) (レス) id: c58602d2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lantana x他1人 | 作成日時：2019年7月1日 23時
