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ページ9

慧side

早く準備を済まして薮のところに行かないと!

てか、山田は…?

さっきから見てないんだけど。

まぁ、別にいっか。

慧「喜んでくれるかな?」

スーパーで買ったやつを、カバンにしまう。

慧「よし!準備完了!んじゃあ、行きますか!」

カバンを持って立ち上がって後ろを向くと

慧「!!」

山田がいた。

音とか聞こえなかったから凄く驚いた。

今、心臓がバクバクしてるよ(苦笑)

涼介「……どこ行くの?」

慧「えっと…薮のところ」

涼介「……なんで?」

慧「勝手に実家に帰って心配かけたから、お詫びを持っていこうと思ってさ。」

涼介「……」

なんか不機嫌?

……なわけないよなぁ( 笑 )

慧「じゃあ、行ってくるね」

歩き出した時に

グイッ

山田に掴まれた。

慧「ふぁ?」

ダンッ

慧「っ!!」

掴まれて思いっきり壁に力強く押し付けられた。

その衝撃で持っていたカバンを落としてしまう

そのカバンは運良く柔らかいところに落ちた。

せ…セーフ(汗)

それにしても身体中が痛い。

山田って力加減ねぇよな……

涼介「……俺と一緒、いや2人っきりなんだから他の男のところに行くんじゃねぇよ!!つーか、俺の前で俺以外の名前を口にすんな!!」

低い声で大声を出して怒鳴ってる山田は知らない人に見えた。

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作者名:聖華 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2017年10月1日 19時

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