自称、厨二病女子と子犬男子 (ページ1)

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突然の出会い～1～ページ1

(名前)は、魔法書を読んでいた。

「ほうほう、へやを魔界で包ませる術か…」

名前が、嬉しそうにうなづいた時だった…。

「ガタガタガタガタガタ！！」

「えっ？な、なに？ちょっと…」

机が揺れだした。

ま、まさか地震？

あっ違う違う、天魔の綻びか？

でも、よく見ると自分の机しか揺れていない。

名前「まっ、まさか私の力が溢れすぎて神がこ

の世界を支配できなくなり、私の力をギドルゴンの

神と、魔界の神と、アウィンスの女神と、パナ

テスの悪魔と天使で私の力を封印しようとして

こんなことが起こっているのか？…」

そ、それだったら速く魔法で封じなければ我が

魔界に飲み込まれてしまう…。

確か、279ページに載っていたな。

名前は素早く魔法書を開き、魔法を解き放った。

名前「召喚せよ。天地の章、パナセリナから送られ

し贄、魔界の禁断を止めよ！アガンテストバリ

アンクール！」

机「ガタガタガタガタカタカタかたかた…」

だんだん机の揺れが収まった。

名前「ふぅー、危ないなー。」

「でもまさかこんな時に魔法書が役に立つとは…」

っていうか、ちょっと痛いかなって思ったけど、本当に魔法ってあるのかも…。

そう思った時、その考えが彼によって全部覆された。

机の下から、ひょいとかわいい子犬男子が出てきたのだ。