【あはれ！名作くん×かよえ！チュー学】貴方は、前世の世界を信じる？ ［修正版］

前世の記憶3 写真を撮ろう！ ページ7

「じゃあまずはカメラだな！」
「ワダチン！ カメラ持ってきて！」
「え、なんで俺？」
「もちろんワダチンの家だからに決まってるでしょ！」
「やっぱりか........。」

こうして、来世の人に今の私達を伝える作戦が始まった。仕切ったのはいいけど、本当にいけるのかなぁ.........。

「カメラ持って来たぞ！」
「よし、みんな、撮ろうぜ！」
「なんかドキドキするでござるね........！」
「大丈夫だよ！」
「どういうポーズをとったらいいのかしら？」

「仲間なんだから、肩組もうぜ！」
「えええ！？ 肩組むの！？」
私は声を上げた。
「当たり前だろ！ 仲間なんだから！」
そう言って私の肩を叩かれた。いや、男と肩組むってどうよ.........。

「じゃあ、撮るで！」
私を真ん中にして、五人で肩を組む。途中からワダ君も入って、みんなで肩を組んだ。

パシャッ、とカメラのフラッシュ音が鳴った。

「どんな感じに撮れてるんだ？」
カメラから出てきた写真を見て、みんなの歓声が上がった。

「上手に撮れてるじゃない！」
「これで来世の奴に届けられるな！」
「それで、どうやって届けるの？」

「それは.........」

前世の記憶4 届け人→←前世の記憶2 写真？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す