2日目 ページ4
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降「君、名前は?」
降谷は屈んで、子供と視線を合わせる。
コ「え、えっと…江戸川、コナン…」
コナン?この子の親は推理小説が好きなのかな??
降「コナン君か…
悪いけど、僕の名前は"安室"じゃなくて"降谷"だ」
コ「降谷、さん…?」
降「そ。きっと誰かと勘違いしたんだろう」
でも、こんなベビーフェイスゴリラに似てる人が他にいるのか???
降「何か言ったか?A…」
『あ、声に出てた??(笑)』
ドスの効いた声で睨まれ、笑って誤魔化す。
『そんなことより!この子の保護者に連絡したいから、スマホ貸してくんないか?』
降「自分のはどうしたんだよ」
『あはは、部屋に忘れてきた〜』
降「たくっ…じゃあコナン君、連絡するから電話番号教えてくれないかな」
コ「えっ!え〜と…」
なんか、コナン君が明らかに焦っている。
コ「あの、電話番号がうろ覚えで…あってるか不安なんだぁ」
なんか急にあざとさ出てきたぞ???
『そっかー、でもうろ覚えでも構わないから教えてくれないか?間違ってても大丈夫だからさ』
降「じゃあお前がかけろよ?」
『はいはい』
降谷からスマホを受け取る。
『じゃあ、覚えてるのでいいから番号言ってって』
コ「う、うん…_」
コナン君から聞いた番号に電話をかける。
3コールで相手が電話に出た。
『あっ、お忙しい中すみません。警察が_』
男?〈け、警察だとっ!?〉
女?〈っ助けてください!!〉
『なっ!?どうしました!??』
電話の向こうで女性が助けを求めてきた。
次の瞬間、激しい物音と叫び声がした後、通話が切れてしまった。
『あっ!ちょっと!!もしもし!?おいっ!』
降「どうした?」
『男性が出たと思ったら、女性が助けてって…』
降「はぁ〜…またか……僕がかけるべきだった…」
『え、俺のせい!?』
降谷がかけても同じでしょ!?!?
コ「早く助けに行かなきゃじゃない!?」
『そ、そうだな…』
コナン君が痺れを切らしたように声を上げる。
彼の言うとおり、急がないとヤバいかもな…。
降「声の他に、何か聞こえなかったか?」
『ん〜…出た時に踏切の音が聞こえたのと、最後の女性の叫び声と同時に他の人の声が聞こえたな…それもけっこう大勢…』
降「なら、強盗とかの可能性があるな…」
『あぁ、でも調べても今強盗が起きてるなんて情報は無いな』
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猫月(プロフ) - nsc520mrtさん» ありがとうございます!!遅くなってしまっていますが頑張ります! (2022年7月19日 22時) (レス) id: 947bf1e80d (このIDを非表示/違反報告)
nsc520mrt(プロフ) - 面白いです!というか、神作品!頑張ってください!続きを楽しみに待ってます! (2022年5月13日 7時) (レス) @page15 id: b68ee5d058 (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - ツバキさん» ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります。(^-^) (2022年4月19日 17時) (レス) id: 947bf1e80d (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - おはようございます(*^^*) こっちの小説も読みました。こっちもとても面白いです (2022年4月19日 8時) (レス) @page3 id: 86fb2be50d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫月 | 作成日時:2022年4月18日 13時