11日目 ページ13
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『ん〜…』
体を起こして伸びをする。時計を見ると6時10分前。
隣ではコナン君が寝息を立てている。
いいな〜俺もまだ寝てたい…
そんなことを思いつつ、この後の朝礼、及び体操･ランニングに備えてジャージに着替える。
コ「…またこの夢か？」
コナン君の声が聞こえて振り向くと、コナン君は若干驚いたような顔をしていた。
なんか夢でも見たのかな？
『コナン君もう起きたのか？早起きだな〜』
コ「う、うん」
声をかけるとなんか苦笑いされた。
『俺は朝礼に行かなきゃだけど、コナン君はまだ寝てていいよ』
コ「え？ぼくも行くy」
『言い方を変えよう、寝てて！』
コ「え」
『コナン君が寝てれば何か不備があっても問題ないから！』
教官が部屋を巡回してもコナン君が寝てれば見逃してくれるはず！！
『留守番だと思って寝てて！！頼むよ、コナン君！』
コ「は、はぁーい」
コナン君は苦笑いで返事をするが、俺は気にせずにメモをちぎって文字を書く。
『いちおうドアに張り紙もしとくから、安心してね』
コ「うん、わかった〜」
『じゃ、行ってくるね！』
そう言ってコナン君の頭を撫で、部屋を出るとちょうど起床時間を報せるベルがなった。
メモに張り紙をテープで貼っていると足音が近づいてきた。
降「何してるんだ？」
『ん〜？張り紙〜、コナン君がまだ寝てるってことを知らせるために』
貼り終えると降谷はメモを覗き込み、呆れたようにため息をついた。
降「もっと端的に伝えろよ」
『え？充分に端的でしょ？』
降「これのどこがだ」
メモにはこのような事が書いてある。
〈子供が幸せそうに寝ています！貴方にはこのドアを開けて、子供の睡眠を妨害することが出来ますか！？子供の成長を妨げることが出来ますか！？責任取れますか！？…etc〉
『超分かりやすくて端的じゃん！』
降「メモの張り紙にしては長文過ぎだろ」
諸「なに言い合ってるんだ？」
降谷とメモの張り紙で言いあっていると、他のメンバーも集まってきた。
松「なんだこの張り紙」
『コナン君が寝てるから開けるなという張り紙』
萩「うわ〜長文過ぎて読む気になれないね〜」
『え！？そんな…一生懸命考えたのに』
諸「張り紙にそんなに労力使うなよ」
伊「そんなことより、早く行かねぇと教官に怒られるぞ」
伊達の言葉に、他の全員が「そうだった」という顔をして、急いでグラウンドに向かった。
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猫月(プロフ) - nsc520mrtさん» ありがとうございます！！遅くなってしまっていますが頑張ります！ (2022年7月19日 22時) (
レス) id: 947bf1e80d (このIDを非表示/違反報告)
nsc520mrt(プロフ) - 面白いです！というか、神作品！頑張ってください！続きを楽しみに待ってます！ (2022年5月13日 7時) (レス) @page15 id: b68ee5d058 (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - ツバキさん» ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります。(^-^) (2022年4月19日 17時) (レス) id: 947bf1e80d (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - おはようございます(*^^*) こっちの小説も読みました。こっちもとても面白いです (2022年4月19日 8時) (レス) @page3 id: 86fb2be50d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫月 | 作成日時：2022年4月18日 13時
