Madonna Lilly

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Aside

あれから何時間たったのだろうか
窓の外は朝になっていた

安室さん…今は寝ているが
倒れたときからそばにいてくれたのであろう

…今何時だ？
今日は土曜日で仕事はないけど
ここは…ポアロかな？

倒れたせいで大分迷惑をかけてしまった…

でも、あのとき少し声がした

≪Aっ…なんで…なんで！

　 俺からはなれるんだ！≫


あの声…きょうくんに似てた


きょうくんは、私が高校時代の時の彼氏だった人…

最初は優しかったけど
独占欲がすごく強くて
こわかった

東京の大学に行くことになったときに
黙って、彼のもとから去ることにした

携帯番号もメールアドレスも全部変えて

まさか…ここに私がいるなんて
きょうくんは知らないよね

お母さん達にも事情を説明して絶対言わないように言ったし…友達にも

友達が裏切るなんてないと思うし

まさか……自分でしらべたとか？

安室「ん…っ！Aさん！起きてたんですか！？」

「あ、はい…ごめんなさい安室さん…ご迷惑をおかけしました…」

安室「いえ…Aさんが無事で何よりです」

その言葉を言ったあと
急に真剣な表情になった

安室「Aさん、傷ついたらごめんなさい

ですがどうしても聞きたいことがありまして」

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