BELIEVE【ワンピースフィルムゴールド】 (ページ8)

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今置かれている状況に、早く逃げなきゃとかどうやって逃げようとか色々考えているけどカリーナに裏切られた怒りや悲しみでそんな考えも、恐怖さえもかき消される

テゾーロ「さぁ、お前はいくらで私のモノになる？」

この男は、私の怒りにさらに怒りを積み重ねるような言葉を投げかけてきた

『.......っ...ふざけないでよ.....大金を出せばついて行くようなそのへんの人達と一緒にしないで』

テゾーロにより押さえつけられている自分の腕を抵抗するようにグイッと回し指をパチンと鳴らした。その瞬間手にでてきたのは銀でできたナイフ。彼の手首の動脈をめがけて突き刺そうとしたがあっさりよけられてしまった。私の攻撃を避けた彼の腕は勢い余ってベッドの横にある棚に思いっきりぶつかり、その衝動で私の顔の横に手帳のようなものが降ってきた

『...手紙.....？』

テゾーロ「...っ」

手帳の中からでてきたのは大量の手紙。
"ステラ"という人あてに書いてあるらしく、一部の内容を見る限り"ステラ"という人は女性なのだろう
ばらばらになった手紙の中には、古い写真が1枚だけ入っていた。首も手も鎖に繋がれている。髪色が違うものの、髪の長さも目の色もどことなく私に似ていた。自分で言うのもなんだけれど...。

『..."ステラ"さんはどうしたの？』

テゾーロ「その名前を口に出すな」

彼の声には怒気が含まれていて、さっきの表情よりも遥かに怖い顔をしている
というか、この状況で自分もよくあんな間抜けな質問ができたなと思ってしまう

『...ヴッ...は、なして...』

テゾーロ「調子に乗るな小娘」

どうやら彼の逆鱗に触れてしまったらしい
首を思っいっきり締め付けられ、息が出来ない
どんどん意識が遠のいて行く中、部屋の扉がコンコンと鳴った

テゾーロ「誰だ」

そう言って彼は私から手を離し、扉の方へ向かっていった
危機一髪。本当に死ぬかと思った。そんなことを思いながら私は意識を手放した

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申し訳ありませんが、ただ今中間考査の真っ最中により更新が遅めになります。
終わり次第、たくさん更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。