BELIEVE【ワンピースフィルムゴールド】 (ページ6)

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私の肩に手を乗せ、ゆっくり顔を近づけてくる

テゾーロ「赤もいいが、ゴールドのドレスなんてのはいかがかな？」

テゾーロが私の耳元で呟くと、私の足元からどんどん金に染まっていく

『ふふ、ゴールドのドレスなんて欲張りね』

テゾーロ「なかなか美しいと思うが？」

あえて大人の対応をした(つもり)だが、体は小刻みに震えている
怖い、逃げ出したい、カリーナ...。

テゾーロ「強運なお嬢さん、1つ賭けをしようか」

テゾーロは急に賭けをしようと言ってきた
何を考えているのだろうか？だがもし勝てば逃げることができるかもしれない
これは乗るしかないと思った

『ええ、いいわよ』

テゾーロ「賭けの内容は簡単さ。ただコインで裏か表を決めるだけ」

『そんな簡単なことでいいの？』

テゾーロ「ああ、もちろんだ」

これは好都合だ
今日の私はいつもより運がいい。これはいける
私はいまだテゾーロに背を向けたまま。一歩下がればテゾーロと体がくっつきそうなくらいに近い
と、というか近すぎ！
テゾーロは私の耳元で話しかけてくるため、吐息がかかって耳がくすぐったい
そんなことを考えてるいと、テゾーロはコインを
ピンっと弾いた

テゾーロ「お嬢さんが勝てば、見逃してあげよう。もし私が勝てば...」

そう言いながら、テゾーロは手の甲でコインをキャッチ。なんて器用なのだろう

『あなたが勝てば？』

テゾーロ「私が勝てば、キミ自身を頂こうか」

『いたいけな少女に体を差し出せと？』

テゾーロ「フハハハハｯ。...ああ、そういう事だ」

急に声色が変わった
この人本気だ...。
背を向けているため、テゾーロに表情は見られていないが今の私はきっと恐怖で顔が真っ青だろう

『いいわ。私は表で』

テゾーロ「さて、君の運はどこまで続くかな」

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