BELIEVE【ワンピースフィルムゴールド】 (ページ12)

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テゾーロ「おはよう」

昨日のことは何も無かったかのように挨拶をしてきた彼に、私は『おはようございます』と一言返した
あんなことがあったせいか(キス以上のことはしていないが)意識してしまう
同じベッドの上に、私の横にいる彼を見て、キュンとするのは何故だろうか

『…………(変なの)』

訳の分からない気持ちにムズムズしたまま、私はベッドから降りた
彼と同じネグリジェを躊躇うことなく脱ぎ用意された縦にラインの入っている赤のドレスに着替える

テゾーロ「なんだ、もう着替えるのか？」

『ええ』

振り返らずに返事をした私に苛立ったのか後から急に思いっきり手首を引っ張られた
見上げれば少し悲しそうな表情をする彼に、眉を下げる

『どうしましたか？』

テゾーロ「いや、なんでもない」

『そうですか。では私は少し外出してきますので』

今日は、私とカリーナを助けてくれた『あの人』のところへ行く日
あの後、何があったのか、そしてこれからのことを話に行くつもりだ
あそこにはカリーナもいるから行きにくいけど、仕方がない。このまま帰らずに心配をかけるわけにも行かないし...。

『それでは、行ってきますね』

テゾーロ「待て」

後ろを振り返ると私の頬にそっと手が添えられ、片方の手の親指と人差し指が耳たぶに触れたと同時に、ちくり、と痛みが走った
なんだろう、と思い自分の耳たぶに触れると少し大きめの星のイヤリングが付いていた

テゾーロ「お前は私の所有物だ」

『分かっています』

テゾーロ「私を裏切るなよ」

そう言って彼は、私の頬にキスを落とした

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最近まっっっっったく更新しておらず
申し訳ありません_l⌒l０
なかなか、暇がなくネタも考えられず...
ゆっくりですが更新していきたいと思いますので、気長にお待ち下さい(＞＜)