Short story （AAA）

Gotta Love Me（宇野実彩子 × 西島隆弘 × 日高光啓） ページ36

Takahiro side


俺と宇野ちゃんと日高とA。
会社の同期の中でも特に仲のいい俺ら。

会社終わりに4人で飲みに行くこともあるし、
俺はAと、宇野ちゃんは日高と恋人関係でもあるからダブルデートだってたまにする。
もちろん、休日はAとデートも行くよ？

今日は会社の飲み会。
俺らよりも偉い人がに囲まれてお酒を飲む。

俺と日高の周りには女の子が寄ってくるけど
Aと宇野ちゃんの周りには、いつも男の人ばっか居て。


光啓｢相変わらずあいつら人気者だよなぁ｣


俺にしか聞えないように言ってくる日高の本音。


隆弘｢ほんとにな、まぁ俺らも人のこと言えないけど｣


異性に寄られてるのはお互い様だからあまり強くは言えないけど
お互いがお互いに嫉妬し合ってる状況。

" 仕事だから仕方ない " そう思っていても
やっぱり毎度のように沢山の男の人に寄られてるのを見るのはいい気はするはずがなくて。

そろそろ二次会に行くかっていう周りの空気


隆弘｢日高、行く？｣

光啓｢んなわけ｣

隆弘｢だよな｣


2人で視線を交わして
Aと宇野ちゃんを救いに行く


光啓｢お嬢さん、俺らと帰ろう｣

隆弘｢ついでに俺も！｣


取り巻きの男子達が
｢お前ら相変わらず仲いいよな｣って言ってくるけどいつもの事。

付き合ってる事は4人の秘密。
｢いつ付き合うんだよ！笑｣｢お似合いだぜ〜っ｣
っていう周りの声も1部あるけど
狙ってる人が多いのも事実だから、そう簡単に言える空気でもなくて。

結局4人で抜け出せたのはいいものの、
もうすぐ終電だからゆっくり歩く事すらも出来なくて。

今日は酔ってる人もおおいから
日高が宇野ちゃんを、俺がAを守って。


実彩子｢A、にっしー、またね！｣

光啓｢またな！」


日高と宇野ちゃんが俺らの一つ手前の駅で降りていく。

俺らも次の駅で降りて、
ようやく訪れた2人だけの時間。

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