SZには妹が…？パート10

健人君東山さんとドラマー！天才ピアニスト役の犯人。んふふふふ ページ3

風磨サイド

友達の家から帰って来た俺はソファーでのんびり

父さんも母さんも仕事で家にはいない

静かなリビ
ﾊﾞﾀﾝ！

風磨「うわっ！
え、Aどうし」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ！

風磨「お、おい！」

健人の部屋からすごい勢いで出て来たAは俺の事なんか気付いて無いのかそのまま家を飛び出した

風磨「え…」

子供の俺

子供の思考

とりあえず俺より下のAを追いかけることに

4歳の足だからそこまで遠くには行ってなくて、すぐそこの道路をトボトボ歩いてた

俺は何も言わず後ろを着いていく

Aは気付いてないのか時折目を擦ってた

多分涙を拭いてるんだな…

でもなんで健人の部屋から出て来たんだ

健人と遊んでたのか？

でもあいつ今テスト何とかだろ？

勉強勉強言ってたよなぁ…

そんなことを考えながら歩いてたらいつの間にかAが止まってて俺も慌てて止まった

Aが見る方向には公園があってその公園ではAと同じくらいの女の子がお兄ちゃんと思われる人とボール遊びをしていた

あー…

そーゆーことか…

俺は全て理解してAの元まで歩いて行き、Aを抱っこした

ｷﾞｭﾂ

Aは何も言わず俺の首に手を回し抱き着いた

風磨「帰ろっか」

「…ん」

泣き疲れたのか家に着く頃には俺の腕の中で寝てたA

リビングに行くと健人がソワソワしててちょっと笑いそうになったのはマジで秘密

健人「風磨…」

風磨「健人もまだ子供だったんだなって思ってなんか安心した」

健人「…」

風磨「テスト終わったらいっぱい構ってやれよ」

健人「…うん」

風磨「部屋に寝かせてくる」

健人「ありがと」

健人も多分反省はしてるんだろうな。

笑顔がぎこちなかった

今じゃめちゃくちゃ笑顔ですけどね。ウザイくらいに。



そのあとは時間が解決してくれて健人とAはいつの間にかいつも通り

テストが終わった健人はAと遊びまくってAも満足

それが今じゃウザがられてるからね。

構いすぎて。

「あー！もう！
健にぃウザイよ！！」

健人「とか言って〜笑
嬉しいくせに！」

「〜！！！！」←声にならない叫び

ね？笑

まぁでも健人がここまでやるってことはAをもう傷付けたくないってことだからさ。

許してやってよ。

「風にぃヘルプー！！！！」

風磨「行ってきマース」

「あああああ！！！！」

健人「A〜！」

ま、頑張って。

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