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胃がムカムカ、頭痛がひどい
こんな体調で起きた11時半
リビングからは風磨とAの話し声が聞こえるから、2人とももう起きたんだろう
「お、はよう………」
『おはよう。
二日酔いやばそうだね?』
紫「おはよ
まぁ俺が二日酔いなんだから中島は相当だろうなぁ」
ふらふらと和室から出ると、温めておいてくれたシジミのお味噌汁を持ってきてくれるA
あぁ、やっぱりこの時間が好きだ
紫「イス無理ならこっち来い。」
「んー…
うえぇ…気持ち悪い」
『袋一応置いとくね
我慢はダメだよ』
返事をする気力もない俺は、地べたに座って前屈み
こんな姿見せたくない!って昔は思ってたけど、全部見せちゃってる今はもう、なんとも思わなくなってきた
いやうそ。本当は見せたくないし、見ないで。って思うけど、世話を焼いてくれるAを見てると、弱ってても良いのかな。なんて思っちゃったり。
紫「お前ほんと平気?」
「ふうまぁ…」
『ははっ笑
健人が名前で呼ぶなんて相当じゃん笑』
紫「笑ってんなよ…
コイツ一回トイレ行かせるわ。水の用意してもらって良い?」
『もちろん。
これ片付けるね』
俺の知らないどこかでことが進んでいる。
ちょ、待って、菊池。
今動かしたら戻すって
「う、」
紫「あー、待て待て。
苦しいかも知んねーけど我慢な」
「っ…」
あー、さいあく
いくら幼馴染の家だからって戻すなんて
昨日飲みすぎたかなぁ…。
でも仕方ない…で片付けたくないなぁ。
これは当分禁酒だな
「…ごめん、菊池」
紫「へーき
それより少しはマシになった?」
「ん」
菊池はすごい
いつでも冷静で対応してくれるんだもん
俺がAの事好きだから、名前からこうやって見えないところで助けてくれるし
俺らに弱いところ見せた事あるっけ?ってレベルで強いし
Aは、菊池みたいな人と一緒になれたら、幸せなのかな
『おかえりー
大丈夫そう?』
紫「多分?
まぁさっきよりかはなんとかなりそう」
「ほんとごめんなさい…」
『大丈夫だよ
昨日は飲みすぎちゃったね?今日は3人でゆっくりしよっか』
やっぱり好きだ
Aは、誰にも渡したくない
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ボニータ(プロフ) - 結乃さん» 遅くなり申し訳ありません。期待を外してしまいすみません。 (9月6日 9時) (レス) id: 2d3c6170e7 (このIDを非表示/違反報告)
結乃 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 この物語に出て来る中島さんは芸能人(アイドル)ではなくて一般人の設定なんですね。。。 それならそうで作品紹介の所に前もって書いていて欲しかったです。。。 (9月5日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ボニータ | 作成日時:2023年6月9日 15時