まっすぐのススメ

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そして少し大人なり、小学校の卒業式


体育館で終わった後、最後担任からの言葉で締め括った俺らの小学校生活


帰りは校庭で待ってる親のところに行ってみんなで写真撮ったり撮らなかったり



『ねぇ風磨、この子いい加減泣き止ませてよ』


「いやAの方がどう考えても泣き止ませられるだろ」


青「ううっ…もう終わりだねっ…泣」


『だからまた中学も一緒じゃんよ…
そんな泣かないで！めんどくさいなぁ』



Aの辛辣な言葉は中島にはよく刺さるもんで、今回もまたトドメを刺されてしまった



「おま、もっとめんどくさくしてんじゃねぇよ…」


『だってほんとのことなんだもん…！』


青「2人とも聞こえてるからぁ〜！！
ひどいよぉ！俺ばっかないて…2人は寂しくないんだ…」


『…』


「…」



あまりの泣きっぷり困った俺らはもう親を呼ぶしか手段は無かった


そしてこれまたいつもの如く、泣かせたのはAだな。風磨だな。と責任の押し付け合い


2人でどう説明しても親というものは理解してくれなく、特に自分たちの親だと。


結局諦めて謝る羽目になったっけな。


どう考えても俺ら悪くないんだけどなぁ。



「おい健人、お前泣きすぎ。
あの子、健人と話したいっぽいからいってあげろよ」


まぁそんな泣き顔で行かれても女の子が困るのは目に見えるけど。


この時、Aの顔があんまりよくない顔してたのなんて、俺は気づかなかったなぁ

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