まっすぐのススメ

✴︎ ページ22

「A〜？
もう終わったー？」


『待って！
あと髪の毛だけなの』


青「女の子は大変だねぇ」



松島と勝利のミスを直した俺らは、同窓会の準備をしにAの家に帰ってきた


まぁ準備って言ったって、俺ら2人はシャワー浴びて軽く髪の毛セットしたら着替えて終わりなんだけど


女の子はそんな簡単にはいかないらしい。


ついこの前までは、私が行ってもねぇ…なんて言ってたのに中島の、「Aがいた方が楽しい！行こうよ！」、一声で気持ちが一変したんだから単純だわ



青「あー、なんか緊張してきた」


「は？なんで？
ただ同級生に会うだけだろ」


青「ちーがーいーまーすー。
Aの格好だよ。
可愛いのも綺麗なのも良いんだけどさぁ…
可愛すぎるのも綺麗すぎるのもダメなの…」



あ、そーゆー心境でいらっしゃるのね。あなたは。


やっぱりちょっと視点が違ったわ



『ごめんお待たせ
変じゃ無いかな』


青「わっ…！！」


「…ふっ笑
いいんじゃね？」


『良いんだったらなんで笑ったの
やっぱりちょっと肌出し過ぎかな…』


青「夏だから大丈夫だよ！
…それよりもキレイだね」


『ふふ笑
健人ならそう言ってくれると思った』


青「へっ…」


『さっ、もう時間ないし行こっか
久しぶりにお酒飲むぞー！』


青「ちょ、待って！
俺も行く！」







いや、俺も行くからなぁ！



お前ら俺のこと完全に忘れてただろ！！！！！！

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