なんでお前だったんだろう【ふまけんBL】 (ページ6)

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Kent Side ページ6

お昼になり、俺は屋上に行った

屋上の鍵壊れてて、出入り自由なんだ

まぁ冬だから誰も来ないけど

弁当を持って屋上に行くといつもいないはずの人がいた

風磨「あ、マジで来た」

「えっ…
なんでここに居るんですか」

風磨「噂でお前がここで食ってるって聞いたから
まさか、本当にここで食ってるとはな〜…」

「…いいじゃないですか
俺の一人の時間邪魔しないで」

風磨「敬語かタメかどっちかにしろよ」

「…じゃあ敬語で」

風磨「そこはタメだろ」

「…じゃあタメで…」

風磨「ふはっ笑
お前面白いな笑」

「意味わかんない…
とにかく、ここから出てって」

風磨「屋上ってみんなの所だろ？
俺がいても良くね？」

「……はぁ…
勝手にして」

俺はいつも座ってるところに座りお弁当を広げ食べ始めた

風磨「うまそー」

「来ないで
あっちで食べて」

風磨「いいじゃん
寒いからくっつこ」

「じゃあ中で食べればいいじゃん」

風磨「なんでお前いじめられてんの？」

「急だね
俺の話は無視なの」

風磨「無視じゃねぇけど…」

菊池風磨って人は俺の隣でパンを食べ始めた

なんか、食べてる姿可愛い…

風磨「んっ？何？
俺の顔なんかついてる？」

「え、あっ…いや…」

風磨「ふ笑
んで？いじめの原因は？」

「それが知れたら苦労しませんけどね
まぁ、多分俺が勉強出来てうざいんじゃないかな」

風磨「それだけの理由？」

「それとストレス解消したいとか…」

風磨「ふーん」

「興味ないんじゃん」

風磨「いじめられて辛いの？」

「…まぁ、嬉しくはない」

風磨「それで嬉しかったら救いようがねぇよ」

「…救ってくれるの…？」

風磨「…お前が望めばな」

「…でも、いいよ…
次のターゲットが菊池風磨に移っちゃうもん」

風磨「なんでフルネーム」

「なんて呼べばいいかわかんない」

風磨「あ〜…
菊池でいいよ」

「わかった」

風磨「あとさ、俺が守るから
お前のこと」

菊池って人は俺の目をまっすぐ見て言ってきた

「何言ってんだか…」

風磨「登下校一緒にすれば大丈夫だろ？」

「やだよ」

風磨「じゃあこのままいじめられる？」

「それも…やだ。」

風磨「だったら俺と一緒にいた方が良くね？」

「でも、いじめってそんな簡単に無くならない」

風磨「俺いるから平気
お前のこと絶対守るから」

また真剣な目で言ってきた

「…わかった」

大丈夫かな…