なんでお前だったんだろう【ふまけんBL】 (ページ12)

今日:13 hit、昨日:42 hit、合計:152,652 hit

Kent Side ページ12

部屋で勉強していると父親が部屋に入ってきて今すぐ飯作れと俺を急かせ、階段降りる直前で背中を押されそのままバランスを崩し落ちた

父親はそんな息子のことどうでもいいのか、俺に近づき今すぐ飯を作れ。としか言わなかった

痛い足を無理やり動かし、夜ご飯を作り父親に出した

自分のご飯は後で食べる。と言って湿布を買いにコンビニに行ったら菊池にあって、そのまま菊池の家へ

多分、菊池は俺の家のこと少しだけ勘づいてると思う

けど言えない
言ったら離れていきそう…

風磨「中島」

「ん？何？」

風磨「時間
大丈夫？」

言われて時計を見ると10時過ぎだった

顔の血が引くのがよくわかった

「だ、大丈夫じゃない…」

どうしよう…
また…また怒られる…

風磨「…」

「と、とりあえず今日は…」

風磨「今日泊まれよ」

「えっ…」

菊池の意外な言葉に戸惑いを隠せない俺は菊池の目を見ることしか出来なかった

風磨「夜おせーし
明日どうせ土曜日だし」

「そ、そうだけど…」

風磨「泊まれよ
俺ん家」

でも、帰らないと…

けど帰りたくない…

風磨「中島が決めて
俺はどっちでもいいから」

「…今日は…帰る…ね…
その、あれ！ほら、うちの家、お父さんと俺しかいなくてさ！
俺のお父さんひとりじゃなんも出来ないんだよね！
だから、俺がいないと、ダメだから…
その、…」

ダメだ…
俺嘘下手…

風磨「…わかったわかった
じゃあ家まで送るから」

「あ、ありがとう…」

はぁ…
菊池に迷惑かけてばっかりじゃん…

もう、嫌になるな…