ウタヘタアイドル【SVT】

君と初めて会った日 ページ3

WOOZI side




初めて会ったのは、デビューが決まる約1年前


今ではトレードマークにもなっているミサンガを今と変わらず右腕に付けた状態で

ぴょこんと音が鳴るように頭を下げて挨拶したお前は本当に幼く見えた

ああ、また増えるのか。
この前減ったばかりなのに、、

なんて思った記憶もある


ミョンホと一緒に入ってきたお前はまだ韓国語も上手く話せなかった

辿々しい言葉で挨拶をした後、

今までマンネだったディノが相当喜んで、声をかけに行っていた


ミョンホには同じ中国人のジュンがいたけど


日本人は1人


英語も話せないお前は、


分からない言語が飛び交う中


なんとかコミュニケーションを取ろうとジェスチャーを織り交ぜて


一生懸命笑っていた


その姿を見て俺はなんて思っていたんだっけ



…ああ、そうだ。


なんて可哀想なやつ。


だったか





今も変わらないその感想


お前はいつまで自分で自分をダメな人間だと思っているんだよ







お前が思っているほど、


お前も世界も


悪くないと思うけど

念願の同い年→←☆

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